Yaffle/Grown feat 空音 & yamaについて( 2022/1/3)
みなさん、「P25 Music」って知ってました?
ぼくは、とてつもなく、ゲームに疎くて、ポケモンでクリアしたこともなければ、集中できる時間は、パワプロのサクセスモードが限界です。
ポケモンの25周年を記念して作られたアルバムを先行して知っていたんですが、Daichi Yamamotoがかましてるなーくらいでした。(京都生まれで、海外留学中に日本語ラップにはまって、ラッパーとなって帰ってくるという逆輸入ラッパー)
ポケモンって、ぼくは、「緑(フシギバナ)」をやって、「銀(シルバー)」で終わってるんですが、よくよく考えてみれば、29歳のぼくからしたら、ポケモンってほぼ同期なんですよね。株式会社ポケモンがあるくらいですから、資源が乏しい陸の孤島である極東、日本国の立派な資産ですね。

Katy Perry、J Balvin、Post Maloneなど、世界各国のトップ・アーティストたちが参加したアルバム
『Pokémon 25:The Album』
この間、友だちから教えてもらったんですが、このアルバムに入ってないけど
空音がラップをかましてるらしいとのことで。
日本語ラップヘッズのぼくとしては、Daichi Yamamotoでお腹いっぱい(幸福)。他に、Lil Yatchy、Post Maloneがラップしてても、海外でもポケモンって愛されてるんだなぁ〜くらいにしか思ってませんでした。
みんな「Pokemo~n」って言ってら〜くらいで、、、、確かに、所々、ゲーム音のサンプリングがあって、、合法なサンプリングを楽しんでいました。(怖い日本人たちによる非合法サプリングサウンドは、差し止めがあったとか、なかったとか)
「Yaffle/Reconnect feat Daichi Yamamoto, AAAMYYY」
そもそも、音楽的なセンスがお低い日本人向けのアルバムでない時点で、Daichi Yamamotoのラップは、全編にわたって、ほぼ英語。「ピカチュー、shocked them all、breaking news」だけ聞き取れました。(TOEIC 約800点)
まず、Yaffleって「何よ」って感じだったんですが、日本人のプロデューサーなんですね。藤井風、SIRUP、小袋 成彬とかいう、”今”のトレンドにあう、的確なサウンドを作りだすクリエイターなんですね。どおりで、四半期に一回、ICE BAHNの韻に癒されるぼくとは、出会わないわけです。(ICE BAHNに失礼)
「Yaffle/Grown feat 空音 & yama」
さて、空音は、キャッチーさを備えつつ、力強いラップができ、見た目もいい、刺青もない、もうこれはKREVAなでんすよ。「ポストKREVA」だと勝手に認識しています。
いや、KREVAは、もう歳だし、小西真奈美とかわけわからない女優捕まえたりするし、Creepy Nutsの方がしっくりきますね。
空音って何で突出したのか理解できてないのですが、一聴した時から、ルックスもあって主人公気質で、Creepy Nutsよりも本質的には、お茶の間に馴染みやすいラッパーだと思います。(あぁでも、Creepy Nutsは、あまりにもラッパー感ないので、KREVAとCreepy Nutsを足して2で割って,,,)
みんな大好き「競艇」のCMでは、音楽を特段聞かない人の耳にも届きました。素晴らしい。
2022年以降、日本語ラップをサブカルにせず、王道の音楽にするのは、 PUNPEE、LEXでもなく、君(空音)だ!的な感じです。
あと、関西テレビ「セブンルール」、芥川賞候補の『母影(おもかげ)』の筆者、あとラジオのパーソナリティでマルチに活躍する尾崎世界観との客演をチプルソの同格として、招かれています。(あのクリープハイプのボーカル)
ぼくが、チプルソなら、キャリア的にブチ切れてますが。笑
以降、空音は、尾崎世界観にフックを歌わせてるんですから、こればっかりは、「ポストKREVA」の下地が整えているとしか言いようがありません。
そんな、日本語ラップのど真ん中、王道のラッパーが、海外のコンピレーションに参加したらどうなるの??っていう期待のもと聴いたら、この曲だけ、なぜかマーケットは、”日本人”なのです。バカな田舎の人間にもわかりやすいように、Yaffleのトラックで、空音は、ラップしています。
Daichi Yamamotoも同様のトラックなのですが、如何せん、英語ばかりで、Daichi Yamamotoのかっこよさを言語化して、感想を言うだけの能力を、日本人は持ち合わせていません。そこで、目線を下げて、付き合ってくれたのが空音と世界の山ちゃんこと、 yamaさんです。
(この肌色で、髪の毛の色であれば、仮面があろうがなかろうか、「ばれません?」という、罠は、置いといて。)
ザ・日本人向けのコンテンツに仕上げてくれて、リリックも、日本語ラップに仕上げています。
なんか、海外の英語の予告や広告は、無駄な文字が省かれていて、スタリッシュだけど、日本人向けの予告・広告になると、楽天の通販を彷彿とさせる、アジア人気質ながっくし感。
ぼくの友人は、ぼくよりも耳が長けていますし、それを全て理解した上で、Daichi Yamamotoが最高と言って、紹介してくれたのですが、日本語ラップ脳の「ぼく」はですよ?めっちゃ好きになってしまったことを告白します。
ぼくは、やっぱり、こダサい日本語ラップが好きなんです。ここの比喩表現、韻とか、、、わかりやすいフローとかに逆に好きなっちゃったりして。
初めは、「おぉ」と、Post Maloneの後に聴いちゃうと、タイムスリップした感覚になって、停止しちゃいましたが、
やっぱり感覚的には好きな日本語ラップです。もちろん、半々くらいでDaichi Yamamotoを聞きますが、正直に告白すると、空音のラップは好きでした。
初代ソフトの「赤(Red)」と「緑(Green)」で、ごちゃごちゃもじって、Grown(成長)です。
深夜 尼崎の6畳半 夢を見てた 母さん ごめんね
今更謝る 布団の隙間から 夜な夜な“あやしいひかり” 零れる
液晶映る 仮想現実に憧れた あの頃から かれこれ何年経つ?
君も僕も生まれ持った レベルは100を超え いつかの戦友と芽吹く
命の“なきごえ” Yo 大軌道に乗る用意を 長いローディングのようで 超重要
さぁ これから どうする同志よ 守るモノが増え 静かに燃ゆる闘志 子供心
持つ 大人達 遊び心 忘れちゃ つまんない
今 ダイヤモンドパールやルビーサファイヤ よりも輝く明日に首ったけさ
雨のち日照りさ 僕らの 空はきまぐれな ここからまた始めようか
もっと遠くへ 僕ららしい道で
まっさらな頭 働かさなきゃ 言わば
One chanceに賭けよう (まだまだ) これでも成長過程
Where are you from ? Home boysはDon’t forget だって
いつかの面影ある あの夕暮れの街で 同じ出会いなんて
二度とは無い 腹抱え 笑ってた少年らの瞳は今 何を語る
まず俺が取り返そう フラッシュで満ち欠けする ミラーボール
月を追うように昇る 太陽 何事も地道 成功に近道など存在しないのと同じ
デカいステージ 大勢のファンの前 持ち物から溢れる 愛を分け合う
その後 母さん ごめんね 今もまだ 一人で 液晶画面の前
雨のち日照りさ 僕らの 空はきまぐれな ここからまた始めようか
もっと遠くへ
僕ららしい道で 雨のち日照りさ 僕らの 空はきまぐれな
ここからまた始めようか もっと遠くへ 僕ららしい道で
まず、ぼくが子供の時が「緑」でしたから、一発目の技名が「あやしいひかり」ですよ。。。世代を感じますね。
何かよくわからないまま、曲は続きます。笑
ぼくなら、準備期間とかけて、「ソーラービーム」っていうワードを使いそうですね。韻も踏みやすそうですし、、、
メジャーどころの技がないあたり、空音の「ポケモン玄人感」と「世代」を感じます。笑
Yo 大軌道に乗る用意を 長いローディングのようで 超重要
ぼくは

ストレートに書かず、さりげなく出すあたり、超おしゃれ。
まっさらな頭 働かさなきゃ 言わば
空音は、マサラタウンということで、自分のことを”サトシ”として称するところから、根っからの主人公。
今 ダイヤモンドパールやルビーサファイヤ よりも輝く明日に首ったけさ
月を追うように昇る 太陽 何事も地道 成功に近道など存在しないのと同じ
そういう歴代のゲームソフトがあるんですね。
深夜 尼崎の6畳半 夢を見てた 母さん ごめんね
その後 母さん ごめんね 今もまだ 一人で 液晶画面の前
どちらも「母さん、ごめんね」、
冒頭では、尼崎市にいる少年は、目標が身の丈に合いませんが、
最後のバースでは、きっちりとラッパーとして目標を叶えたということで、綺麗に締めくくります。(山田くーん)
MVも気合入ってて、良かったです。
Daichi Yamamotoよりも、今となっては好きです。
「空音/Maison skeleton」
そこまで聴き込めてないけど、今まで違う感じ、よかった!!
「空音/Alcohoklic club」
ずっと思ってたけど、ぼくは、KMよりもRhymeTubeの方が好みかもしれん。
日本語ラップオタクブログ
“Yaffle/Grown feat 空音 & yamaについて( 2022/1/3)” に対して1件のコメントがあります。