I-DeA/ Self Expressionについて(2019/7/30)

こんにちは

Z324017776


ZORNが昭和レコード脱退発表。
もっと、三人で作品できたんじゃないでしょうか。。。。
昭和レコード/MAX」の1作品なんて、レーベルメイトじゃなくてもできるでしょうに。。

MAX
般若 x ZORN x SHINGO★西成
昭和レコード
2018-04-29




めっちゃ魅力的な3人だけに、般若の行動力と求心力に疑義を感じちゃいます。
そりゃ一人でも、他のレーベルでもやりたいことはできるでしょうが
作品がすくないから、何のための”昭和レコード”なのか分からない数年間でした。

脱退までに、3人の撮り溜めたてんこ盛りの楽曲30曲くらい
アルバム2枚リリースしてほしいです。
じゃないと、納得いかないです。




今回は、そんな”求心力”をもったトラックメーカーのアルバムを紹介したいです。

I-DeA/ Self Expression

セルフ・エクスプレッション
I-DeA
Pヴァインレコード
2004-08-20

トラックメーカーが作るアルバムは曲調、雰囲気がアルバムを通して
どんなに幅があるトラックがあったとしても、当然似通る為、
曲においてラッパーの声、リリック、フロー等が一つのエッセンスとなります。
トラックメーカーのアルバムは、曲において主役はトラックです。

聞き方としては、このトラックにはこういうラッパーが向いてるなぁ、
こんなラッパーの組み合わせとありだなぁとか、
このトラックにはこんなリリックが合うなと楽しめます。


tofubeatsには KEIJU
DJ松永にはR指定
ChakiZuluにはYEN TOWNのラッパー陣等々
B.LにはNORIKIYO, AKLO, SEEDA

I-DeAは当時、「SEEDA/GREEN」などで認知され始めたトラックメーカーでした。

グリーン
I-DeA Presents SEEDA
Pヴァインレコード
2005-08-19

謂わば、SEEDAとニコイチというのが世間の認識。



ところが、今回のアルバムは以下がメンツです。
SEEDA, MC漢, DEV LARGE, SLANG from YING YANG, L-VOKAL
KASHI DA HANDSOME, GO, GOUKI, PHYS, SWANKY SWIPE, FUSION CORE,
LUNCH TIME SPEAX, LYRICAL MANEUVER, RICE

重鎮D.L、LUNCH TIME SPEAXを起用しつつ
当時若手のイケイケだったラッパー(SEEDA、BESなど)を起用する
I-DeAの懐の余裕です。
若手中心でもなく、幅広く、自分のトラックだけで様々な一面を魅せるためにも
I-DeAが仕掛けてきました。

このアルバムには個人的な思い出があります。
僕が日本語ラップにハマったきっかけの友人上田君に、序盤に貸してもらったアルバムでした。
私は勉強中、通学中、寝る前、起きたとき、毎日ずっと聴いてました。
I-DeAの凄さを実直に学べる良いアルバムです。
I-DeAの作品は他にもありますが、ファーストが一番です。
トラック、ラッパー陣も含めて試験的で、実力感が強いアルバムです。
上田君が日本語ラップの中で最高傑作と称したので、間違いありません。笑




セカンドは「I-DeA/DA FRONT and BACK

DA FRONT and BACK
I-DeA
徳間ジャパンコミュニケーションズ
2006-01-11

この時には、SEEDAも含め大成功をおさめ、SCARSのブレインとして機能していました。
BES/評決のとき」を名を変え収録した「One Day feat.BES」が入っています。こちらはモザイク入りです。

I-DeAが「やばいものを作ってしまった」と思った、マスターピースです。



このアルバムで必聴なのはザっと以下です。
I-DeA/MAD in JAPAN a.k.a Bad Ninjaman feat.JUSWANNA
I-DeA/There’s somethin’about mary feat.ESSENCIAL
I-DeA/Walk wit me feat.SEEDA

このアルバムはすごいことを知ってて、聞くアルバムですが
正直、このアルバムのメンツは石橋を叩くような感じ
トラックの雰囲気も要するに纏まったものばかりです。
上記3つの曲は、JUSWANNAらしさを極限まで出し
ESSENCIALの進むべき方向性はこっちじゃないか!最高の一曲!と再認識させ
SEEDAのこういう曲も聞きたかった!ありがとうございます!!という感謝を引き出させる作品でした。



I-DeA/12ways

12ways
I-DeA
インディーズレーベル
2013-08-09

サードアルバムです。
これも、ゴリゴリの良アルバムです。
I-DeA/teenager’s pray feat 般若,NORIKIYO

これなんて、聴いただけで脊髄でフレッシュする内容です。
サードアルバムもよかったです。。。。良かったです。


でも、、、
いや、何が足りないって
世間がI-DeAの凄さを認知しきれていないときに
「おれはこんな不協和音と一聴思えるトラックでもラッパーを乗らせることもできる、こんな煌びやかで豪華なトラックの上でSEEDAを堪能したいだろ、BESのラップの荒々しさを際立たせられる、DEV LARGEのビーフ曲を〆に使えるぞ」と
引き出しを容赦なく魅せまくったファーストアルバムが今でも至高なんです。
I-DeAの縦軸(時間軸)でしか、本作の凄さを語っていませんが
2010年までの日本語ラップを考えるときに
一番初めに取り上げるべきアルバムかもしれません。
当時の主流、流行りの最先端、日本語ラップ界がどう動こうとしていたのか
よくわかる資料です。




「SEEDA/Whoa」

Fuck ya. What ya want from us
Flash sounds in da mother fuckin’area
Spit shit for da real mother fuckers
If u feel this shit,then smoke da fuckin’blunt

昼も夜もない 春でも冬感ずるnight
昨日の希望が今日ない でも異常は非日常じゃない
ここの日常 illeal life 1丁目2丁目変わらない
missionとplayerの違い 起床と転結の違い
人の一生は辞書のよう後世の子供は習い
イマを駆け抜けたい人々でここは一杯
いったい視界に映らない未来とは仕方ないのか?
目一杯期待 警戒しても何故か変わらない
流行る覚醒剤 通う精神科医
彷徨うが停止無い必要か?隣人愛
大体でもそれはナイ 愛妻すら向き合えない
徘徊する illegal life 蟻地獄は抜けられない
冷たい世界 where hustlers survive
生活・名誉 what ever 理由は当然違い
少年少女に戻れない 喰う喰われる世界
成り上がるもパクられるも大体運次第
illegal life

Streetでもclubでもどこでもまるで止まらない Tony Montanaの様
Bump beats. spit rap anywhere we at,we rock.
Flash sounds shit is hot. Too real for da wic wac.
Don’t stop just rock.
Street fuck wit ziplock.

社会的地位も権力もない 1 life
死んでも新聞に載らないhomieを俺は愛したい
捕まらなきゃ飾らないpaper人生ってなんだい?
政治家有名人など知らないが命に違いはない
とめどない問題、人が怠慢か繊細
大体分からない人間性と犯罪
一緒にできないのに50は裁き足りない
きりのないcrazy devil sightを俺は止めたい
ジャケットにブツを入れ逮捕しようとする公僕
唐突に胸ぐら掴み脅すfakeな証拠
テメーの給料は俺の税金だろ無論
賞与賞金にしてもどいつもこいつもpowはクソ野郎不問
夜中3時に窓を照らすlight過剰な尾行が仕事?
ロクな死に方しねーぞpow pow
煌々と光るネオンの下 早々と焚くblunt
堂々と焚くのは昨日までの過去 道は凹凸でも行動

Streetでもclubでもどこでもまるで止まらない Tony Montanaの様
Bump beats. spit rap anywhere we at,we rock.
Flash sounds shit is hot. Too real for da wic wac.
Don’t stop just rock.
Street fuck wit ziplock.

まるで王みたく今日過ごしても
明日はどうか分からぬ Might be in court 
Kickin’ da doorや10 crack command ments
Biggieの曲をよく聴くけど…
(some) cards makes life so short.
Law and enemy stressing me usually in Tokyo.
Spark up da phillies to reminiscda days wit my people.
Whose gone.
Lonely in my zone my mind beyond to da past.
I crawl tomorrow would be da last day, though I ain’t bully trifle
無理のないよう繰り返そうと術を変えようが
金ない小僧逆戻りする今日 イケてないcash flow
濱のthugに言われ開く小六法
昨日の今日的思考は散るcriminal
So I rep all I see in my eye.
What I feel in my life I settled up my mind.
Try to say some shit.
For da streets, for my mans struggling in da game.

Streetでもclubでもどこでもまるで止まらない Tony Montanaの様
Bump beats. spit rap anywhere we at,we rock.
Flash sounds shit is hot. Too real for da wic wac.
Don’t stop just rock.
Street fuck wit ziplock.

ここのplayerみなjuvenileは基本
脳ミソ使わなきゃミリオンはない所
どうするべきか人に聞けば
人はただ利用しようとする今日
落ち逝く like Bazooco


私が初めてみたSEEDAのPVはこの曲だった気がします。
このSEEDAは 「SEEDA/GREEN」時です。
早口の割には聞き取りやすく、比較的GREENの時よりもクリアに聞こえます。
(リリックはGREENの時の方がいい気がする。。)
GREENでは聞けなかったSEEDAの一面が聞けました。
豪華で比較的明るいトラックでラップを乗せたこの曲はなんとも爽快です。
韻マンがよく言う「語感で踏む」は本当に意味が解らないので、嫌いなのですが
SEEDAの(早口・英語訛りの)ラップの韻は文字面よりも耳心地で韻よりもライムに近かった気がします。
(例えば「い」や「え」で踏んだり、近い音に聞こえさせる英語と日本語の発音)
SEEDAのラップは日本語ラップの幅を広げ、表現を増やしたように思えました。
(個人的に韻マンの”語感”はなんとも受け入れ難いですが)




「MC漢 DEV LARGE/毒立毒歩」

Stone cold 新宿 Rap Machine 
漏らさず聞き取れ 全てパンチライン
Stone cold 新宿 Rap Machine 
聞き取れ全て Read Between The Line

大半の暮らしは退屈持て余す時間
玄関開けて2分で一服 研ぎ澄ます五感
どっぷり浸かった性格 ずぶ濡れのロマン
自己批判しても1・2・3で自画自賛
「力ずくもいいけどもっと頭使ってごらん」って言われたって不器用な俺は直感のみでOn the run 
後ろは振り向くな 走れただがむしゃらに
無呼吸状態 我を忘れ踊り出すアドレナリン
無駄なクッション挟まずに直結でオンライン
今はただそのチャンスじっと待つだけで存在してる
俺の野心さらに燃えて灰になるまで
日陰で磨くスキル 実にシンプルにスライス
頼れる仲間 絆 これが運命共同体
バカを見て 場数踏んで待ち望んだ大舞台
俺は何度倒れても立ち上がる精神力で
戦い続ける 豊かに笑えるその日が来るまで

思わず目を疑う名珍場面の連続
開き直る ひねくれてる 皮肉な現実
闇天下の台所で研ぐ伝家の宝刀
真っ向から挑む勝負この命を全う
7年間 生唾飲んで七転八倒
白線またがりバットトリップ悪戦苦闘
飲まず食わず獣道 のらりくらり自分の位置を確かめる
登りきれば吸える甘い蜜
凶暴な目つき 肩を寄せ共同生活
盛り上がる仮想パーティー ドジを踏んだ路上文化
のぞけば口達者役立たず 内輪ノリばかり
噂通り政治的で 胡散臭い組織ぐるみ
客観的に自分を見れないずぶのど素人
軽くひと握りひとひねりで楽に ○すプロの仕事
順調な段取り 裏事情にタレコミ
YENを自由自在に動かす遠隔操作

毒立毒歩進む漢
毒持ち毒制し描くArt
まがらず直感信じOn the run
Stone cold 新宿 Rap Machine 

毒立毒歩進む漢
毒持ち毒制し描くArt
まがらず直感信じOn the run
Simpleにそれだけ以上だ 完

「ザ日本語ラップ」のスタイルを貫くMC漢のラップに
元祖英語訛りのDEV LARGEが華やかにフックを乗せます。
相反するラップのコントラストを気持ちよく纏め、MC漢DEV LARGEを引き会わせたI-DeAの偉業は大きいでしょう。
この後、Ultimate Love Songでは、ばっちりMC漢がフックを飾ってます。
DEV LARGEMC漢が握手した瞬間、日本語ラップの一つの村と村が繋がった時でした。




「SEEDA/Dayz〜just like smoke〜」

まるでFridayのSmoky
何かとツケに追われる24時
Fuq dat!
It ain’t good, It’s all bullshit

校歌はシラネーがNasのStreet Dreams
just rocks me!!
あくびさす黒板便所の鏡はずし
sniff ice shit, マジで
drug嫌うディーボにいつも

隠れて回るziplock
Hiphopが耳にジャストフィットし
知る音楽とweed,おとくなイルなコンボ
変わりまくるsituationの前平然と静かに俺はハイ
でもハエ系はfist fightでハッタリを張っ倒され
やられ登校拒否するブンバイバイ
だけど知り合いは雨で来ない
mother fuq’nあいまいさ
何をしたいのか知りたいのか
ここではわからない
fuqおまわりでshots,放つkillerやgangsta
でない市民一般、スタンスはいまでも何も変わらず
undercoverはパクるたとえ10g
周囲を見なきゃ何してても注意を
夢中に落書きしただけで入る留置場
damm…

take it ez (no I gotta go hard)
just take it ez (money dat makes me mad)
take it ez son (might in a natural high)
just take ez (but I need mo’ puff puff puff)
take it ez (no I gotta go hard)
just take it ez (money dat makes me mad)
take it ez son (might in a natural high)
just take ez (but I need mo’ puff puff puff)

little bit of dat smoke, made a little bit of joke
little bit of dat steel’n in da store
that’s all I had fuq high school, I didn’t go

高校授業よりも何か本当にしたいこと
自分のありかを探していたそう…何かを
クラスには無いかも?校庭でふかすアイドルがささやく
「教科書よりもスケールとパケがお似合い」と…
観賞用の茸を無臭で直送町にある
悪臭乾燥、毒茸よりもbetterもう興味ないけど…
親には言えないけど合法だったあの頃小銭をありがとう
でも何かと多いシュマHeadzの戯言ざれ事
tranced homoうつ病の女の子ponk
junkyもただ自分の世界を飛ぶ
ズセンや鼻くそをhydroに憧れつつもsmoke
いつもmaryのために他の女とbroke but fuq ho
過去から今日、色気匂うbutchには一夜のみ
酔う中高の頃は猿、今は笑える
金に困る、笑いのお高いギャル、世界は変わらぬwhat
(if u don’t have a money u won’t scoop a honey)
ただそう…

自分の中心価値観は終始影響されるbull shit
new shitに夢中に、new clickやmusic
充実とは終始、唐突に欲し走る万引きのように
older times hate’s me whenever be corny
teachers just blames 4 boggy not woring my body
自分自身振り返れば、空回りが多い得てない昔の俺
successは遠い
今が物語る昔の自分の行為でもfuq
年だけくうsmall timer
rogged boyもう、噂は鼻から半分は
fake storyなぜかな皆盛り上がるlike
Tupacのように
うそっぱちboring homie show me…

一方、こっちのSEEDAは、ずっとsmokyなリリックが続きます。
要はi just wanna smokeです。
気楽に吸おうぜだけの曲ですが、自分の勘ぐりと緊迫感を歌っています。
一枚のアルバムで派手にラップする一方で、メローでチルなラップをする両面を魅せました。



「降神/暴風雨」

麗らかに揺られる つんつん氷柱からポタリポタリ透明の粒が降るんだ
円らなその目瞑る のらりくらり うたた寝の旅は時間のワープだ
夜になると起きるまるでドラキュラ
飼い慣らす心に棲む小悪魔 広げる翼に掴まれ
怖くないよ別に慣れたもんさ

帰り道稀に見る虹の向こう側に行こうかな
豪華な赤いリムジンに乗っかって
春の風 夏の雨 寒空で見る防波堤の影を追いかけっこ 待てど暮らせど
愛に満ち溢れ 大事にしないで 返り血を浴びて 深入りし過ぎて危ねー
やぶれかぶれのラブレター 破り捨てたトラブルメーカー
荒ぶれた文明が 隠れた夢の続き教えてくれた
まだ見ぬ我が身を欺くならすぐ佇む硝子の鏡を捨てて

高ぶる胸は 朝昼晩 肌寒い風にそよぐ風車
ただ早く回るのを待つ あなたが触れたささくれだらけの指先
抜き足差し足 カラフルに塗りたくる
僕に預けたとっくに忘れたラブレター
何故だか今頃涙が溢れ出す

吹き荒ぶ嵐 疑いや胸騒ぎに負けず 裸足で駆ける姿に
砂まじりのつま先 僕らはきっと紫になる暗闇で繋がりたい

即ち暗がりには僕らがいる
Fragileの咲く陽だまりの丘で
ウララライララー つまらないくだらない歌が歌いたい

ある夜君がくれたクーデター
夢じゃない嬉しさに打ち震えた思い出は誰かの歌になりすまし 旅は続くよ
You&I 束ねて縛る深い愛 暴れてしまうぐらい奪いたい Who am I
罪は美味だけど 罰は嫌いな不甲斐ないフライガイ

即ち暗がりには僕らがいる
Fragileの咲く 陽だまりの丘で
ウララライララー つまらないくだらない歌が歌いたい

高ぶる胸は 朝昼晩 肌寒い風にそよぐ風車
ただ早く回るのを待つ あなたが触れたささくれだらけの指先
抜き足差し足 カラフルに塗りたくる
僕に預けたとっくに忘れたラブレター
何故だか今頃涙が溢れ出す

てんで手の内なんてばれてんのに
照れててTELも 出来なくなってたんだってさ 嫌だな 
だからせめてなんか何もない中に何か無いかな
男はきっと余所見ばかり その代わり近道探し遠回り
物語の続き どの辺りで引き返すかなのにね
忘れて何処まで行くのですか
2000飛んで4ヘクトパスカルの暴風雨にいないふりは出来ないから
にこにこぷん あっぷっぷ Boo Foo Woo

我が輩は酔っ払い 専ら愛す七つ葉
原っぱ一面笑いながら 腹這いになり
煩悩にララバイする パラダイスなRasta
お互いが募らした本当の意味での愛や
終わらない戦争 やめられない止まらない
振り返ると絶えずぶり返す映像へと繋がり
いつの間にか素直になれず
疑いのない愛は結末が切なすぎて怖いから
まっいいや なんて諦めるよりも先が見える恋をかぎあてる今夜
くだらない台詞しか浮かばない 薄ら笑いのI Love You
早く素直になりゃいい

即ち暗がりには僕らがいる
Fragileの咲く陽だまりの丘で
ウララライララー つまらないくだらない歌が歌いたい

即ち暗がりには僕らがいる
Fragileの咲く陽だまりの丘で
ウララライララー つまらないくだらない歌が歌いたい

降神も降臨させます。
セカンドアルバムでもサードアルバムでも、降神のようなラッパーを引っぱり出していません。
聴くからに、他のラッパーとのリリックの制作時間が違います。
どういう風に本作にアレンジしたのか分かりませんが、
本作の根幹はある意味、降神だったように思います。
トラックメーカーが生粋の日本語ラップ好きということは
このトラックを用意して、降神招いたことから容易に想像できます。

意味を通し、英語に逃げない中でも(Givvn的な)言葉遊びとも取れる韻、聴き心地さは
純粋かつ至高な日本語ラップです。




「SWANKY SWIPE/ One Night」

スタンバイガンマン茶濁した完売 建てたカンバンくさい耳にフタし奪還 
S.Sが真実ライムホーン腐ったディール
ああそういう又嘘を言うウザイSkill 名馬もまだアメーバだし逆に辛いです 
チャチィジェスチャー悲しいワイヤレス
開いた花も瞬きする間に枯れ付いた ワッカ頭に背に生えた羽

わかるはずわかるはずである 味は一番しぼりスマイル光るツラで乱舞多めに 
笑う門に福来たる呼吸法で  鼻の穴からジェットプカーと全身つかる 
特ダネの洗練フレーズはすべて天然ベース
塗りまくりペースト状態のブレスが 見せるジャスティス罪な奴ですもう格別 
たくメンツ灼熱に温度上げるマイクチェック

病んで咲く摩天楼2004照らす日照り この世から消すおたくらのSense Massに狼煙上げる終わんなOne night!!

同じジャンルで起こす小さいDisはもういい ずらす矛先で起こす大きい猛威 
気づいたよア**さん物はヤバイMyアシーン
It’s Di地をはう地を舞うごとし エセエコロジーP.O.Pのシーンは昭和 
のっけからSayもう食えん トークでおそうOh,New age
イメージ消す不安と不満は見せる Amazing, So highエゴの調和

根拠のない自信愛し、Massを退治 まず開始、邪魔もんに仕返し 
生まれ持った顔、声、色で残す指紋
何か極めるまで残すな”?”疑問 満たす自尊心たす満たす名器平気で 
通す根も葉もない正義
No brake、ただ指くわえるベイビー で終われないぜRespect me check me

かわいいネオ上さんんテンパったDance イカスねボクちゃん嘘の歌に合わすBounce 
愛想振りまく、さし歯のスマイル
O,T,Kにビンゴもろ恥行Style 百歩退けど後向ゆるく闊歩 
何が日本Originuクソッくらえ マネーゲーム情報操作先は暗い
机上の空論また意味ない輪廻Fuck

独立記念日を勝手に宣言祝建国 放出する空に向かって射ぬく韻の弓矢 
今夜ディーラー技ありのカード配付
敏腕カンピューターListening速攻フィーバー 時は熟した次の扉Knock Knock連れてく 
行きたい場所へ手招きスーパーテク
注目注目すべきは国内の中毒者そう Swanky Swipe Flowの中毒者
病んで咲く摩天楼2004照らす日照り この世から消すおたくらのSense 
Massに狼煙上げる終わんなOne night!!



終わんない=One Night
ギャグですね。でもこれってすごいBESの良さを表した曲で
最悪「布団が吹っ飛んだ、アルミ缶の上にあるミカン」をBESにラップさせたら
日本一かっこいいと思います。
SUIKENの声とラップは誰かが、老若男女全員がかっこいいと感じると評価しました。
BESも同様にナチュラルにラップのかっこよさと歌詞の面白さを感じれます。
相方のトラックメーカーであるEISHINもスタンダードなラップで、BESを支えます。

かわいいネオ上さんんテンパったDance イカスねボクちゃん嘘の歌に合わすBounce
「可愛いねお嬢さんテンパってて、イカすね僕ちゃん嘘の歌に合わすぜ」じゃないんですよ。
言葉数、語尾、呼吸、全てがBESのかっこよさを物語ります。
リリックも作詞家、詩人的な要素を含んでるだと思います。I

十人十色のかっこよさを実験的なトラック、人選で挑戦し
多種多様な引出しで、ヘッズに魅せたファーストアルバムは必聴です。
トラックメーカーの秘伝の書のようなアルバムでした。



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日本語ラップオタク

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