GOKU GREEN/HOTEL MALIFORNIAについて(2018/2/19)

こんにちは

バタバタしていた為、筆を休めていましたが
日本語ラップにて、恐ろしいニュースが舞い込んできましたね。

Febbの死去」です。
原因であったり背景に関しては兎角詮索したくはありませんが
日本語ラップにおいてはさみしい出来事です。
Febb/The Season』は故DEV LARGEからも指摘していたように、
「10年に1枚」の作品と評価されています。
あの若さで、です。

オタク IN THE HOODでも拝見できましたが、
Febbはトラック・楽曲作成に旺盛でした。
恐らく、世に出ていない作品も多いと思います。
死して尚、日本語ラップに貢献するラッパーであることは容易に予想できます。
これからもFebbは勿論、KID FRESINOJJJに期待しましょう。

話はアルバムの感想に戻ります。
GOKU GREEN/HOTEL MALIFORNIA
HOTEL MALIFORNIA
GOKU GREEN
BLACK SWAN
2015-11-11


アルバムのタイトルは「ホテル・カリフォルニア」を彷彿とされるネーミングですね。
私が若手の中で一番に推すラッパーです。
多くの若手が台頭し、Lick-gだのBAD HOPぼくのりりっくのぼうよみだのありますが
GOKU GREENがぶっちぎりでスモーキーでHIP HOP、ラップが上手すぎます。
その上でオリジナリティが光ります。

14歳にして本格的な楽曲作成、16歳にて傑作の『GOKU GREEN/HIGH SCHOOL』。

HIGH SCHOOL
GOKU GREEN
BLACK SWAN, INC.
2012-07-04


リリックは16歳とは思えない内容に仕上がっており、フローも既に完成されていました。
アフロにサングラス、、、印象的でした。笑
当初SALUっぽいだの世間から批判がありました。
一方、AKLOからは応援のコメントを残しています。
そんなGOKU GREENは独自路線を突っ切ります。
「スモーキー」です。

今までスモーキーと言えば、MSC、NIPPS、D.O、DOGMAなど
セットで不良感が付いてきましたが
GOKU GREENが提示した「スモーキー」は
ヒッピー的なスモーキー感でした。

このアルバムでは「座ったままラップしてるのかな」と思う程

しっとり吐き捨てれるフロー。
「仲間とパーティ・女の子」といったテーマの中で本当の「チル」を表現しています。

このアルバムはぜひ、1枚通して聞き流してほしいです。
何といっても、めちゃくちゃ気持ち良いです。
聴き心地最高です。
何気なしに聴きながら吸っていたタバコすら、非合法なものかと錯覚するような
雰囲気をCDで堪能できます。

本作品は前作より、トラックもくそ充実しています。
I-DEA、FlammableやSaibeatz、LORD 8ERZ、Lil’諭吉、LIL’OGIなど
1人の若手を大勢の豪華トラックメーカーが盛り上げます。

前述したとおり、歌詞を聞き込むタイプのラッパーではありませんし
書き起こしするのは野暮です。
ただ、退廃的な生活(=ホテル・カリフォルニア)に誘う
リリック(とテーマ)には脱帽です。
高校卒業したてのラッパーにある知識ではありません。
どんな生活を送れば、、、と思いますね。
これからが、とても楽しみなイケてるラッパーです。

なお、このアルバムでは、
『ヤング・ストーナー』
『Face It 』
『Bitch Don’t Lick feat. NIPPS 』
が私のお気に入りの曲です。

(何故か公式のPVが一つしかありません。
もっとプロデュースして欲しかった。)

ただ、一個気がかりなのが
GOKU GREEN、現在は GOODMOODGOKUに 改名しています。
改名後に新作は出ているようですが、ラッパー活動は不明瞭です。
なんならBLACK SWANを脱退した噂もあります。(詳細不明)
ラップを辞めるのは個人の自由ですが、アルバムが出る限り
ヘッズとして私は応援し続けたいと思います。
日本語ラップオタク

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