ZONE THE DARKNESS/ロンリー論理について (2018/1/10)
こんにちは。
KOHHのセクシー動画騒ぎがあって思うのですが、こんな珍事はもっと以前から起こるべきなんですよね。
ラッパーと言えば「酒、女、金、ドラック」なわけですから、本当のラッパーであればビッチくらいたくさん抱くわけなんすよね。 日本の偽ギャングスタより、KOHHは本当にビッチの鞄が重いのを知ってそうですね。
さて、本日もアルバムを通してラッパーについて書きたいと思います。
おススメしたいCDは「ZONE THE DARKNESS/ロンリー論理」です。
ZONE THE DARKNESSは10代の頃から、フリースタイルのMCバトル(UMBなど)でボコボコに韻を踏みまくり、有名なラッパーをなぎ倒していくのが印象的でした。
かつ音源では聴いたやつ全員が引くくらいのリリシスト(世界観)で、上質な韻の量でした。
フリースタイルも上手く、スモーキーな曲を歌ったと思えば、ポエトリーの曲も歌える。ラッパーとしては理想的ですよね。
今はZORNとして、第2のラッパーとしての形を昇華させていますが、先ずはZONE THE DARKNESSに触れたいと思います。
処女作の「心象スケッチ」から伺えるのが、ポエトリー性なんですね。
特に「THE N.E.X.T」の「
Tokyo 25世紀」はSHING02の「緑黄色人種」を聞いているかと錯覚するレベルです。
Tokyo 25世紀」はSHING02の「緑黄色人種」を聞いているかと錯覚するレベルです。
特にこの二曲は傑作に感じます。
しかしこれらの曲は、ただ影響を受けたわけではなく、ZONE THE DARKNESSのフィルターを通した完全なるオリジナルなスタイルです。
メッセージ性を殺さず、むしろ韻で深みを出すレベルにまでいきついてます。
あるラッパーはリリックを書いていると、「この(踏まれる)言葉はこの(踏む)言葉でライムされるためにあるのではないか」と思う瞬間があるそうです。
ZONE THE DARKNESSの曲まさにそのクオリティです。リリックが考え込まれています。
「THE N.E.X.T」よりも凄い出来なのが、前述の「ロンリー論理」です。
「Sweet Flavor」「Neo street」はいつも通りのかっこいZONE THE DARKNESSののラップが聴けます。
しかし、このアルバムの聴きどころはポエトリーとなっております。
それが「雨、花、絵描き」です。
1曲にして3部構成となっており、この曲は「売れない絵描き=売れないラッパー」として表現されております。
売れない絵描きが自分の絵を評価する彼女と出会います。
彼女との出会いを機に、生活をするために「売れる為の絵=ポップラッパー」を描き、お金を稼ぎます。そして、自分を見失った絵描き(=ラッパー)は、、、、、勿論オチまでは書けません。笑
3つの意味の「こんな絵は見たことがない」というフレーズもあり、韻も小節の随所に効いてきます。
何度聴いても、聴きごたえがある1曲です。
リリシストとして知られるラッパーの中でも、この曲をもって最も評価すべき人物だと感じました。
獄中生活の中で、どのようにして感受性を磨いたか不明ですが、恐ろしい鬼才・天才です。
かつイケメンで、自称もされていますが「女たらし」のようです。
日本三大モテるラッパーは①PUNPEE②ZORN③KOHH
でしょうね。
みんないろんな意味でセクシーです。笑
日本語ラップオタク