RAU DEF / unisexについて(2018/1/9)
こんにちは。
昨日は何故かKOHHのセクシー動画が話題に挙がっていました。
ラッパーの在り方も時代とともに思いっきり変わりつつあると感じています。
洗濯物を干す以外にも自分のヒップホップを提示できるわけですね。
さて、今回は
アルバムを通してラッパーについて書きたいと思います。
アルバムを通してラッパーについて書きたいと思います。
社会人になった今でも私はCDを4枚以上/月は購入します。
そんな私が今回おススメしたいCDは「RAU DEF/unisex」です。
(最近購入したCDの方が熱をもって書けると思ったので)
RAU DEFのいいところは、「韻が固い」ところです。
RAU DEFはUS風の
フローで聴き触りが良いのですが、リリック随所の小節末に固い韻があり、リズムよく聴こえ、
フローで聴き触りが良いのですが、リリック随所の小節末に固い韻があり、リズムよく聴こえ、
フローにより伸びを利かせます。
ここまで韻が効果的にフローに映えるラッパーは少ないです。
一方でリリックにはメッセージ性が欠いており、「とにかくラップが上手い」ことにつきます。
こんなラッパーは中々いないんですよねぇ。
以前まで、鬼一家の鬼も韻が固く、ラップのリズムがよく、フローに映えてました。
(今は、残念ながら昔のような韻は見られません。小名浜であったり、昔のアルバムは内容と韻とリズムを考え抜いた丁寧なリリックだったのが印象的でした。)
(今は、残念ながら昔のような韻は見られません。小名浜であったり、昔のアルバムは内容と韻とリズムを考え抜いた丁寧なリリックだったのが印象的でした。)
このアルバムは特にですが、今までのRAU DEF感(リリックの韻とフローの調和)が前面に出たアルバムです。特にZEEBRAのフックアップが感動的です。
BEEFをしかけたラッパーで、ある意味成功したのはRAU DEFくらいでしょうか。(いや、SEEDAがいましたね)
BEEFをしかけたラッパーで、ある意味成功したのはRAU DEFくらいでしょうか。(いや、SEEDAがいましたね)
RAU DEFが復活した「RAU DEF/ESCLATE Ⅱ」での勢いそのままのアルバムで、初心取り戻したぞ!とも言える、ヘッズお待ちかねアルバムでした。
そんな「韻とラップの調和の最終形態」の代表的な曲をunisexより1曲ピックアップします。
「Money & Bitches Love [Pro. 松川晃弥]」
無駄に気取んねぇし、すでに思考停止
どうせ後でbrazin すぐに入れろplaylist
誰がどこのfinest もはや興味ないね
何も関係ないぜ 今日も飛ばすhighway
みんなと夢かなえる この企画はやばめ
心配はご無用だぜ いけてる奴は騒げ
ウンザリするやらせ 誘惑に雁字搦め
無駄に気取んねぇし、すでに思考停止
どうせ後でbrazin すぐに入れろplaylist
誰がどこのfinest もはや興味ないね
何も関係ないぜ 今日も飛ばすhighway
俺らを繋ぐWI-FI 地球の裏側で再会
やはりお茶の子さいさい この音楽が生業
でも何故だか物足りない 彼女と俺は不釣り合い
みんなと夢かなえる この企画はやばめ
心配はご無用だぜ いけてる奴は騒げ
ウンザリするやらせ 誘惑に雁字搦め
まじで歌詞の内容は意味不明ですし、題名と歌詞の内容が一致してるかも分かりかねます。
でも、そんな批判はRAU DEFの前では野暮です。
でも、そんな批判はRAU DEFの前では野暮です。
口に出して読んでみてください。もう、それだけラップになってます。
それでRAU DEFみたいな跳ねたフローで読んでみたら、
そこら辺のラッパーよりもラップが上手くなってるはずです。
要は RAU DEFのリリック(韻)には、そんな魅力があるんです。
RAU DEFは歌詞を考えるときにツイッターを使用しているようで、リリックを思ついた場合ツイッターで呟いています。
何の意味があるか分かりませんが、次回作のリリックの先取りに役立ちますので、是非フォローしてください。笑
またRAU DEFは華奢な体型で髪型がピンクで奇抜(以前は坊主でしたが)です。
B-BOY PARK U-20では優勝候補だったZORNに無名のRAU DEFが延長までもつれ込んだのも印象的です。RAU DEFはフリースタイルでも小節の末でばっちり韻を落としています。
(次の年のUMBでは期待されていましたが、一回戦か二回戦かで負け「フリースタイルはやらない」とコメントしたそうな)
RAU DEFはラップに日本一華があると思うんです。
(ただ、ライブでは歌詞を飛ばしたり、ライブでの人だかりはイマイチです。。。)
日本語ラップオタク