マボロシ/ワルダクミについて(2020/3/31)

こんにちは
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書こうと思って書けなかったアルバム。
Dragon Ashがサブスク解禁した記念に書ける機会があった!と思って、3月31日。笑

チェックしてみな言葉尻を 俺は巷で噂のマガイモン 誰かさんのコピーのバッタもん
 と比べんな ちゅうか比べてみっちゅうか 見りゃわかんだろ食われるか食うか
(MASTERMIND feat.ZEEBRA & MUMMY-Dより)

Dragon Ashを取り上げると飽きられる度に、ZEEBRAが現れる。
もういい、分かった。
にっぽん昔話くらい展開を知ってる。
「あれはパクリ」「音楽的に完成させたのはKJ」だの。

でも、KJを一番早くディスしたのは、Mummy-Dの兄貴であって
ZEEBRAは2番手である。
そう、真犯人は、Mummy-Dです。
ハルマゲドン
ZEEBRA
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
2001-03-14





どこの坊ちゃんだか知らねぇが 俺のサルマネだけなら要らねぇな

 BEATS TO THE RHYME 理屈じゃない ダセエくせに人前でキックすんじゃない
 お前の知らねぇ様々な四十八手 巧みに操った奇襲作戦開始
(ハルマゲドン feat.K DUB SHINE & ZEEBRAより)
歴史の事象として捉えると、この曲です。
「Summer Tribe」

今から聞いてもZEEBRA感は否めない。
先週、この曲を初めて聴いた妻が「ZEEBRA?」って言ってたから、
もうZEEBRAだと思う。
動画見ても、ZEEBRAだと思う。

というか、否定はできないし、

たぶんKJは、ZEEBRAをいなかったことにしようと
社会的に抹殺しようかと企図したんじゃないのかな。

そうしたら、バックのMummy-D兄貴を楯に、慎重な草食動物の牙がまんまと露わに。(公開処刑)

最終兵器
UZI
DefSTAR RECORDS
2002-10-17



その時、イケイケじゃない、だぼだぼの服を聞いた日本語ラップ信者が
涙を流してBOY-KENと同意見だったとか。
やっぱり、日本語ラップという聖域まで
イケイケのロックかなんか分らんような奴に荒らされりゃ困る。

今こんなこと(丸々ぱくり)が起こればめっちゃ面白いだろうなぁと妄想はする。
今では、USのノリをパクり続けても、誰からも御沙汰ないので
こういうクダリをもう一度見たい。

「マボロシ/ワルダクミ」

ワルダクミ
マボロシ featuring MURO,DABO
キューンミュージック
2004-12-08





「本物」のミクスチャーバンドを見せたると勝負にでたのが
かの幻のグループ「マボロシ」です。
老若男女、全員うなづく、かっこいい音楽です。
かっこいい楽器に、楽器に勝る声質とグルーブと隠れた面白さにあふれるリリック。
言うなればハンバーグにカレーライス組み合わせた感じです。

なんにせよ「グレイゾーン」「マボロシ」のときのMummy-Dはエロい。
リリック自体がエロくなくはないですけど、ラップがセクシーなんです。
マボロシに至っては、音もエロい。

Mummy-Dの今回の相方は、はげの映画評論家ではなく
SUPER BUTTER DOGの元ギタリスト竹内朋康です。
マボギターとラッパーという2020年の今から考えても稀有な組み合わせです。

僕の中で、表面(外見)と内面(リリック)にギャップあるラッパーは、
ポチョムキンMummy-Dです。
脱線しますけど、ポチョムキンRino LatinaⅡをディスってるのって本当なんですかね。
(僕よく知らなくて)
Mummy-Dのディスは、特に厳しいって感じる。
BOSS THE MC、Drangon Ashに対して、つらい当たりをかまして
さらにその亀裂期間が長い。笑
マボロシの裏ミニコンセプトは、対Dragon Ashの否定だと思います。

「泥棒」



Pass the mic 獲物は外さない
正月も盆暮れも休まない
俺は音楽泥棒 お尋ねモンの親不孝者
ガキの頃からファンキーなブレイクビーツが
日、三度の飯よりテイスティーだったもんで
たまった塩ビ盤 まさしく俺の全資産
ならそれ頂こうぜ Gimme the ギターリフ
It’s crime timeだ Everybody
「No! アナタガタ法ヲ犯シテマス!」
なんの何でも食べ消化して出す
俺は便秘を知らないミュージシャン
リアルシットぶちまけるフーリガン
さあ、始まるぜ マボロシの自由時間


俺の仕事は泥棒 音楽遺産泥棒
初心なお前の懐掠めてボロ儲け
俺を狙うストロボ掻い潜って犯行に及ぼうぜ
俺は泥棒 耳泥棒 不埒な泥棒


Verse 2 チェックしな
俺は盗みとタカリのテクニシャン
あのASCAPもJASRACも
煙にまくのさ ひたすら
俺の担当はタイトなドラムマシーン
魂よみがえらすタイムマシーン
ロック ジャズ R&B
まるで何でも飲み込む野蛮人
そこのB.A.K.A.
a.k.a. A.H.O.の中のA.H.O.
お前が唱えるオリジナリティー
探してんだ 俺の道なりに
エレメンツとエレメンツ切って貼って繋いで
ドえれえメンツがまた化学反応起こした
それは夢かマボロシか?
俺の仕事は泥棒 電気的信号泥棒
初心なお前の懐掠めてボロ儲け
俺を狙うストロボ掻い潜って犯行に及ぼうぜ
俺は泥棒 波形泥棒 不埒な泥棒


三番だぜ お嬢さん方 ハイなら叫びな 甲高く
なんせパーティーは夜通し
スリやひったくりには御用心
まずは耳の穴から静かに潜り込んで
ハートを鷲掴みするMr.D, Mr.D, Mr.D
その人の名はMr.D
時にソフトに時にハードに歌えば
女子のマナコはハートに
さらにBPM上げるハートビート
嗚呼、なんて罪なレパートリー
さあ、かっさらうぜ 身構えな
次の獲物は目の前のお前だ
Hey, hey! Mr. Policeman
ほら、シッポつかまえな


俺の仕事は泥棒 音楽遺産泥棒
初心なお前の懐掠めてボロ儲け
俺を狙うストロボ掻い潜って犯行に及ぼうぜ
俺は泥棒 耳泥棒 不埒な泥棒


みんなが大好き超超日本語ラップです。
マボロシが良いと思うか分からんですけど
HIP HOPを日本の音で日本語でやってるなぁっていう印象です。
リリックのグルーブ感と、意味の込められ方が他のラッパーとは群を抜いてます。
HIP HOPは、サンプリング、切って貼った形の芸術作品です。
「それって単なる盗作、劣化版よね?」
「そうそう、泥棒(ヒップホップ)ですよ」というアンサーですね。

「俺は音楽泥棒 お尋ねモンの親不孝者」
「たまった塩ビ盤 まさしく俺の全資産」
「No! アナタガタ法ヲ犯シテマス!」


「なんの何でも食べ消化して出す
俺は便秘を知らないミュージシャン
リアルシットぶちまけるフーリガン
さあ、始まるぜ マボロシの自由時間」
ICE CUBEも納得の頷きですよ。
「廻シ蹴リ」

むせるぜきっと マジすげーぞ
バックボーン 太いマイクロフォン
得る勝負かけるわっとLet’s rock
ディスコティック揺らすグルーブだぜ
Attack! Mack! Tag吐くルーツへ
Strong songを 四駆のルーフで
飽きっこないないない コイツはハイプ
ダメージ与える一番マイク
バシッと斬ってカスは死す
罠はまればいずれは束も散る
幻 それか死のキス
これがソロキック 今己斬る!
内部にShout out! 外部はShut up!
そのヘボマイク すぐさまエラー
殺しのライム封印せず
これが王道 Bid Daddy anthem
Muro フロウ ドープなアフロ
いつでも手が手が手が手が真ッ黒
足つってもすぐ特効
ドードドドもっても先続行
叩け! はたけ! マイクで
最早どうもこうもねえ やさぐれ
回った種 育て焚け 怪しい影 くそったれ!
エンド限度 エンドない全土へ 成功へ 栄光へ
このベースを腰で感じなきゃ損なら
知りすぎたお前デンジャーゾーン
だからイルでキルなスキル
痺れるスキルは効くぜイル
我々行くぜ 散るぜ チル
お前は力む ビビる チビる ヘマ
大怪我負うぜアンタ だからShut up!


Kick the verse 歌詞蹴っとばす
まるでストレス飛ばすジェットバス


拙者生まれは横浜
イカれた世の中マイクロフォンで斬る
最後のサムライマー その名をDと申す
まかり通るエリートコース yo
Here we go, here we go
蹴っとばしに行こう
チェックしときな力量 しみじみと
ウーハーの前でビリビリしよう
萌え燃え上がえるぜ リビリビドー
ウッ! 噛み付くなこの野郎
痛えじゃねぇかオイ、コラこのコソ泥野郎
ミーのフローバイトするのは
そこのユーか? そこのユーか? どこの流派?
うーん…よく知らんが
まあ、いーからチェックしな テクニシャン
Mr.Dからケツのブルーな
ニュージャックに送る子守り歌
Listen!
ねんねんころりねんころり
誰も踏まねえ韻がてんこ盛り
坊や良い子だねんねしなよ
煎餅布団きゃ無いけどゴメンネみたく
踏んで踏んで踏み通す
さらにビッと話の筋通す
まだまだヤンチャな
クリクリ坊主にゃ負けんぞ
俺は言葉のやりくり上手
どんなロングバースだろうが
文句なく駆け抜けるザ・スポーツマン
SとAとKとAとMとA D見習い皆勉強せい!


やおらGet busy 掴んだマイクロフォン
鬼気迫るテク チビんなカスども
全ては俺次第 消すも生かすも神の采配
嗅ぎなガンスモーク
各地見回り喰らわすドタマに
どよめくフォロワーに与えるおかわり
しばく言葉に煌く拘り
Never everおざなり スケなら日替わり
I’ma B to da I to da G Daddy
さながらケイン 真夜中もアザだらけ
よこしなお嬢ちゃん体だけ
また邪なトークで沸かしてくゲーム
タフなプレイヤー 街のゲリラ
駆け抜けるココ 03エリア
廻し蹴るSucka まるでノゲイラ
ヘタレヘイター It’s da big天罰
わりーが攫うぜ奪うこの場
小生意気なブロックラー七転ばすマック
It’s D.A.B da Oh yeah
プラチナムスキルがフローで応戦
鼓膜突き刺すナイフ 走る激痛
ドープなライン またも的中
マボロシ別注Brand new shit
我らマイクマスター三銃士 Seen?
地下より力込め吐き出すバース
ボンクラMC
Che, che, che, checka my mic style men
何がどうした? 我がのした
さればどした? 知るかボケ!
You don’t stop. keep on…
マボロシの代表曲。
そして、MURODABOがかっこいいい。
もう、3人完璧な曲です。
「Big Daddy Kane /Set It Off 」
USに疎すぎる僕は、廻シ蹴リから学びます。笑
(よくある話ですけど、日本語ラップで言葉、四字熟語、ことわざを知ったり、
歴史の事象を知る、、、やっぱり日本語ラップはええなぁ)

MUROが日本語で完全にBig Daddy Kaneをするんですよね

てか、何でItunesとSpotifyでは、タイトルが
「Set It Off」なんだ???

「ファンキーグラマラス Part 2 feat. Kreva」

Dr.K, Mr.D コラボレーション第二弾
男共どこでも黙らす
ファンキーグラマラス Part2
それじゃキックしてみな Dr.K


Hey baby 俺が9と0と8
チェックしてみないか? ベロの価値を
動き出せば止めども無い
お望みはハード? それともライト?
君はSなの? Mなの?
どっちでもいい 教えてメルアド
別な娘には聞かねえよ 絶対約束
ハメでもブラでも目一杯ハズそう
あーやっばいやっばい
おまけに(やっばい) も一つ(やっばい)
気が効いてる 爪も髪も
でもやっぱり気になるその胸のキャニオン
A,B,C,D,E 軽く飛ばしてFかG
つまりファンキーでグラマラス
噂が立つ前に待ち合わせ
後はイチャイチャしたいんだ 明日まで


La la la…… マジでタマらん
La la la…… お前にゃ適わん
La la la…… ファンキーグラマラス
La la la la la la la……


あのグラマラスとファーストデート
彼女はやたらストレート
俺にブチ撒けんだからたまんねえ
彼氏へのフラストレーション で何よ?
「ドライブしよー?」
やっぱそう来る
「アタシ海がいい」
御免被る
だって俺がしたいのはドライブじゃないのさ
見る間に彼女は超ブルー 大粒の涙は塩分0
「文句があんなら消え失せろ!」
なんて言えないからこそ
水入らずで見知らぬ女子と海にいます。
そのワガママな体
なだらかな海原に飛び込むダイバー
君のドライバー
次のおねだりはヒルズ 夜のお台場
イルミネーションさながらE.V.E.
確かに来てみりゃいい雰囲気
だけどもう疲れたぜグラマラス
ウチで見ようぜ ブルース・リーのDVD


Dr.Kと坂間Dが
Gal dem 惚れさすライカ マジック
ボーリングならば軽くターキー
JJにCanCam, Classy
余裕で女優並みのゴージャス系から
ホントの女優まで踊らすぜ
争奪戦 ジャッジはぐらかさず真っ先に選ぶぜ
ファンキーグラマラス


サンキューメーン! Dr.K
あとはヨロシクやって過ごすだけ
今や最後のラウンド残すだけ
まるでコイツはスポーツだぜ!?
行け行けの打て打て
おっと、その後の話はメールで
Mr.D Daydream Believer
俺は今日も誰かと海にいます。

KREVA/新人クレバ」に収録されている

新人クレバ
KANA
ポニーキャニオン
2004-11-03


ファンキーグラマラスの続編、そのままPart2

この歳と若さ、やさぐれ感で、歌うこのテーマだから
やらしさもないし、かっこよさだけ残ります。
今歌うとただのセクハラ事案です。

とにもかくにも、川村ゆきえが良い。かわいい。セクシー。
ラップが上手いだけで、グラビアアイドルを呼べる世界。

だって、ラップがいかんせん完璧です。

君はSなの? Mなの?
どっちでもいい 教えてメルアド

硬い!!!

「Dr.Kと坂間Dが
Gal dem 惚れさすライカ マジック
ボーリングならば軽くターキー
JJにCanCam, Classy
余裕で女優並みのゴージャス系から」

歌い上げるようなラップをし出したときから
KREVAの成功は決まっていました。

この曲の良さは、実はもう一点あります。
それはKREVAと幼馴染のCUE ZEROです。
こんな風に屈辱的な形で客演させるKREVAのSっ気。

Mummy-Dは今や椎名林檎のサイドMCという世間の認知もありますが(落ちぶれてはない)
日本の音(ロック)に、日本語ラップをかまして、3枚に渡って
HIP HOPを体現した真の表現者だと思います。

マボロシのシ
Crystal Kay
キューンミュージック
2009-03-25


ラブシック
Ki/oon Records Inc.
2014-04-01


日本語ラップオタクブログ

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