アルバム その他

KEN THE 390/プロローグについて(2020/3/10)

投稿日:



こんにちは
KENTHE390_prologue10th_JK


ウイルスのせいでモヤモヤしますね。
何が不安って実際にウイルスに感染した具体的な被害者、家族、当事者らや症状が不明ですね。
肺炎になるのは、よく分るんですけど、感染したら実際に肺炎に行きつくまでどうなるのか不明瞭なまま。
(雑な情報は散見しますが)
そんな時は国の言いなりになって、閉じこもって、音楽聴きましょう。

僕が昔からモヤモヤしている話をしたいと思います。
皆さんは、Dream Boyという泥船をご存知でしょうか。

ファンの中には「うぉぉいい!」とツッコミが飛ぶかと思います。
泥船とまで揶揄したのはAndersenです。僕はサンプリングです。(白目)
さて、なぜ泥船なのか。


ここの議論をすると、大きな理由は一つ。
KEN THE 390以外売れないからです。

KEN THE 390だけ、人の褌で相撲を取ると言わんばかりの
曲を連発で、代表曲を作ります。(かっこいいかは別として)


その一方ですよ。Dream Boyのメンバーは
ゴリゴリにやせ細り、なにが「Dream (夢)」だよと言いたいです。

元メンバーも含めるメンバーは、KLOOZ、YURIKA、KOPERU、
Lick-g、ACE COOLです。
リクルート仕込みのゴリゴリのパワハラなのか何がそうさせるのか、
KEN THE 390以外のラッパーの出す作品の数まで少ない始末。
僕がジャーナリストなら、絶対に突撃取材して
このレーベルの謎をスクープしたいと思います。(例えば足枷に、一日一食のスープ的な)

スーパー活きのいいラッパーを加入させて失速させます。
KLOOZは、ラップの声質に、当時過去に見ない「自己のモテ」を嫌味なくラップしてました。(今は腐るほどいるけど)
YOU TUBEを媒体として成り上がったラッパーでした。
絶対にもっと有名になると思った。声質が良いし、アイデア面白かったのに残念。
今では、ShurknPapとかのMVを作ってたり裏方をしています。

KOPERUは言わずと知れたBBPチャンピオン。

しっかり道を間違わず、梅田サイファーやR指定の袖を掴んでCreepyNutsの三人組であれば
今より美味しいごはんが食べれたでしょう。

Lick-gも高校生の印象から抜け出す仕舞いの様子だし
ACE COOLの凄さを、かき消してないとおかしいレベルの世論です。

彼らの作品が、消費者金融のCM止まりだなんて、マジで理解できません。

KREVA千晴FUJIZEEBRAKM-MARKITCHINO等といい、、、、ですけど
KEN THE 390に限っては、ここまで有能なラッパーを担いで
ここまで育成下手ですかね。と言いたくなります。

若い芽を確実に摘むことでは、右に出る者はいませんが
KEN THE 390のインディーズ時代の作品を嫌いな人はいません(言い過ぎた、少ないと思う)


「KEN THE 390/プロローグ」
プロローグ ~10TH ANNIVERSARY EDITION~
KEN THE 390
DREAM BOY
2016-05-18





KEN THE 390のラップスタイルは、「優等生が地頭と理詰めでMC漢に食って掛かるラップ」というと一気に形容できそうです。
時代が時代なら、日本のケンドリックラマーやと思うんです。
「言いすぎだろ!ふざけんな」と言われそうですが、当時ダメレコのときは
フリースタイルの貴公子ですからね。コンシャスですよ。笑
今は、大罪人としてぬくぬくと結婚生活満喫してやがりますが
絶頂期のMC漢に、UMB,BBP,3on3でも、悪そうなMCの取りまきが
生ぬるい試合を繰り広げる中、首を本気で取りに行ってたのはKEN THE 390くらいでした。
それも負けず劣らずのラップスキルで、クリティカルなディスにユーモア
さわやかな声質で、他を圧倒しました。


そんなクリーンなイメージは、大学サークルの先輩RHYMESTER由来なのかもしれません。
RIP SLYMEより少し踏み込んで、KICK THE CAN CREWよりも踏み込んで
KEN THE 390、はなび、ダ―スレイダー、TARO SOUL、DEJIにたどり着いた人も多いでしょう。
(僕も千円のCDはくまなく買った記憶があります。)

ダメレコ三枚看板、TARO SOUL、COMA-CHI、KEN THE 390のメジャーデビュー失敗を皮切りに
おかしくなっていった気がします。


今の悪行、過去の悪行をたらたらと書いちゃましたが
このアルバムは、みんな好きです。
作品に罪はありません。

プロローグだけは、みんな歌えるでしょう。
このフックを聞いてしまったからには
NO PAIN NO GAINをOKで踏んだと思います。



「プロローグ」

真っ暗いブラックライトのなか、一足先に迷い込むこのラビリンス
こっちに早くお出いでって 余計な荷物全部置いてって
さぁこっからは分かれ道が来るたびに 自分のfeelingに任せる旅
勝ち負けの判断基準 ガンガン ディスってエネルギー満タンにする
これはとっても簡単な話 ごく自然にナチュラリーさ
瞬く間に 不安もフラットな状態 つまり夢中になれる it’s show time
必要なない余計な心配事 ことごとくこっちの世界じゃ小さいこと
言いたいことあるならhip hop will never die やり方ならば君次第
もう周りの目なら気にしない 次第に高鳴る鼓動に合わせて行動
衝動は止まらず瞬く間に羽ばたいてく Have a nice day

No pain No gain OK 飛んで 果てまで行こうぜ
どうせやるならばこんな歌がいい 疑いのない こいつはプロローグ
No pain No gain OK 飛んで 果てまで行こうぜ
どうせつまんねーなら変えてくぜ 始まりの歌こいつはプロローグ


一歩一歩踏み出してく大きく walking 無理せずに自分なりのペースで
切ない思い出からエスケープ やっとの思いで たどり着くホリデー
Turn up the radio上げろ音量 ほら痛いのは最初だけなんだ
君が選んだこの世界の招待状 後悔させないようにエスコート
レッツゴー 目覚めだっていいサンデーモーニング 日の光こいつがOne and Only
じっとしたってLife’s bitch 変わりはしないし 飛ばす愚痴で曲って
それじゃあいまい はじめの一歩踏み出せるヒントは そこら中に転がってる
ピント合わせて答えがあるかないかの わからない世界も悪くはないさ

捜してるほどこれよく見つからないんだ
始まりの合図からいつからnight&day 日中真夜中も大歓迎
そんなにつらいのなら泣いたって かまいやしないんだよ
それでもその先の先が見たいんだろ
走れ走れマジで街へ垣根超えてjumpin fuckin the runking
ほら 自由に描き出すキャ
ンパスに トップビリン ビーツとライム簡単すぎる
入口抜けて奥地は深い この精進重ねたお口ファンタスティック
99から チェックザマイク これが390のparty
止まらないぜ溢れ出すこのバイタリティー なくさない限り

さわやか―。
この曲に限らず、言えることですが
KEN THE 390の曲にあまりメッセージなんて込められてません。
めちゃくちゃフリースタイルなリリックなんです。
だから元来の素質・天賦の才として持つ「語感の気持ちよさ」が前面に出ています。
昨今では、その気持ち良い語感も失われてるのでなんのこっちゃなんですが
誰もが口から出したい滑らかなリリックで、聴いていても「爽快」なんです。

僕のお気に入りのリリックは、意味深で下ネタが込められています。
Turn up the radio上げろ音量 ほら痛いのは最初だけなんだ

君が選んだこの世界の招待状 後悔させないようにエスコート
レッツゴー 目覚めだっていいサンデーモーニング

「要はBGMの音上げてセックスして、朝になったぜ」ってことなんですよね。笑
「ラップ」にセックスをかけてるのか、何にも考えてないのか
さわやかに下ネタ言ってるだけなのか、謎が謎過ぎますが
唐突な下ネタを聞くといつも爆笑しちゃいます。


「Back in the days part 2」
一歩一歩ゆっくりと進行させるこのミッション1 成功 高く飛ぶtake off
堤防ぶり壊す over the border 乗り遅れ歓迎さ こっからどうだ
蔓延させるfunk ウィルスに感染してる 断然こちらがエゴトリッピン
freaky flow もいいが俺は電気びりびりショック
憧れた情景や背中 まるでテーマパークみたいに輝いてた
キラキラ光った バイブスを吸収 I gotta あんなになりたくてここに上がった
あれから何年か経った くそつまんねえことも何べんかあった
身体ぶつけたら状況変わった でもまだまだ始まったばっか

step back 振り返る back in the day どっから来たか教えよう
step back 振り返る back in the day まだ踏ん張ってくんだぜ

ライブじゃ2曲目には声枯れた 今よりずいぶん高い声で歌う
ただ上手にやりたくて ラジカセもって叫ぶ放課後の講堂前
相当前からってわけでもない メンツと集まって街を繰り出す
踏み出す一歩 頭フルビートがあれば怖いものもないと思えた
ライブやりゃ小箱で客は20人そこそこでもやるっちゃ自由に
つまんねぇなんて愚痴いや簡単 それより探せ面白いなんか
飛び出す瞬間はいつも不安 でもなんも変わらん明日じゃつまんねぇ
これから先の道を想像しよう 期待で高まった胸もうどうしようもないほどに
光さす光景 目指してまた歩いてこうぜ

この歌めっちゃ好きですね。
ライブ2曲目には声枯れた」すごくいい表現ですよね。
かなり地声に近いラップスタイルですから、成長を表現する冒頭として最高です。
渋谷で若手が集いサイファー、今の”渋谷サイファー”とわざわざ銘を打たずとも、
環ROY鎮座ドープネスがいたわけですから
そりゃもう全員トップ級のラッパーの当時の青春を振り返った曲です。


「LOVE」
おはようでふっと目覚める現実 心地よい旋律 耳を突く先日からbad news
話半分で聞き流す 夢に戻るパルプンテ
OK その先は言わないで くだらない感情覗く気はないね
拝啓 10年先の僕へ ひるむことないぜ 進めもっと奥へ
大丈夫俺たちは強い ひたすら不本意と戦うホーミーと結束
遠足気分じゃ味わえない 覚悟がないんじゃ決して交われない
結局こいつはやっぱサブカルチャー わかってやってんだ渋谷のサイファー
毎晩夢見てラップスターの肖像 保つ初期衝動 走れただ行動
そいつが生み出す結果 夢見てる生活 くだらない計算 打ち砕きフェードアウト
こいつが定番 いつの日か絶対に勝つ 愛を繰り返すぜ

見えてないようで見えてるよ テルテル坊主 明日も雨でも立ち上がれ
稀に見る晴れの天気でも関係なく回すターンテーブル
完成度高めるため奏でるトラックに合わせる 滑舌よく回せ
鋼の車輪に過敏に反応する針が溝に落ちる ONE TIME FOR YOUR MIND
ハリーアップ 急ぐ必要もない しょうもない話野放し
道草食って大きくする心 所々ほころぶ感覚もリカバー
一句一句ストイックにキック チクタクチクタク 時計打ち砕くちぐはぐラブ
時間忘れても四苦八苦 口臭くなるまでラップ
目の前の誘惑 天使 ペテン師 どうせなら甘い罠をI wannna
いっそだまされちぇえば 楽になれるのに 心の中がなえる
唱える呪文で 一つになれる ONE PEACE ONE LOVE 簡単なことさ
わーキャー言うんじゃねえよ 皆でhoo 腹の底から声出せよ

めちゃくちゃ大ネタ「Nas/One Love」です。
その上で大胆にもフリースタイルみたいな歌詞です。
でも、それが楽曲になるレベルなんだから、シンプルにラップが上手いんだろうなと思います。
KEN THE 390の本質は”フリースタイルの貴公子”です。
そんな深く考えてこざかしい内容の曲を作るんでなくて、
もっと聞き心地の良いシンプルな内容でエモーショナルにラップしてほしいと思います。
ある昔、KEN THE 390に、僕のラップを評価してもらえる貴重な機会があって
「よくいるバトルMC」と評価されたことを除いては、好きなラッパーです。

めっちゃ応援しているのですが、「その恨み」と「マイクの持ち方が嫌いなの」と「Dream Boyという負の遺産」について気持ちが乗っかってしまいました。

なお、Dream Boyは、冒頭に言いましたが
キャッチ―で良いラッパーが多いと思います。
ラッパーによっては、まだ売れるチャンスあると思うんだ。KLOOZとかラップしないかな。




日本語ラップオタクブログ



-アルバム, その他

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

in-d/indoorについて(2019/5/20)

高野 虎 まず本題に入る前に少しだけ自己紹介を。 この度友人である年越しプリン氏(当ブログDJネーム)からのお誘いでこの『日本語ラップオタクブログ』に寄稿させて頂くことになりました。普段Twitter …

SALU/ IN MY SHOESについて(2018/1/27)

こんにちは ラッパーのキャラが途中で変わって、(私たちが)受け入れるのに時間がかかることが時々あります。 人格とか性格なんかは見ただけでは把握出来ないので、あくまで印象なんですけど。 例えばSALU。 …

AMIDA/EVISBEATS(2018/1/14)

こんにちは 昨日、久しぶりにサイファーをしました。寒すぎて、身体に悪かったですが、やっぱりめちゃくちゃ楽しかったです。 高校一年生の時に、HIDADDY対FORK、ZONE THE DARKNESS対 …

Moment Joon/ SIMON(jab)・Simon Saysについて(2019/1/29)

こんにちは 今年は日本語ラップ事件としては、始まりから不調です。 去年はKOHHのクンニからスタートしたにも関わらず、今年は目新しいものなしです。 KEN THE 390の結婚は、実はファンの中では周 …

SOUL’d OUT/My Melancholic Prequelについて(2019/6/8)

洋平です、どうも。 中学の頃、友達がゆずだORANGERANGEだと休み時間に話す中私は話題が分からずその輪の中に入れずにいました。しかしながら、1つのアーティストを好きになり解散まで追えたのは大きな …

プロフィール

日本語ラップオタクブログ

365日、日本語ラップを聴き続けてるサラリーマンによる、愛と主観強めな想いがたくさん詰まったブログです。
日本語ラップにまつわるアルバム、ラッパーについて書き連ねています。

art by nezumizaru studio

2020年6月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930