SEEDA/的を外し続ける退屈な主張(中略)について(2019/7/5)
こんにちは
最近思うことは、”ラッパーにSNSをやらせるな。”です。
曲ではめちゃくちゃかっこいいことを言っていても、
SNSで台無しなのは日本だけじゃありません。
SNSで台無しなのは日本だけじゃありません。
(Teka$hi6ix9ine筆頭なんでしょうか)
思ったことをすぐに呟いちゃうRAWAXXX、RYKEYとか本当にやめた方が良い。
いい意味でも悪い意味でも曲とギャップありすぎて、ヘッズは落ち込みます。
悪い意味でラッパーを身近に感じ過ぎます。
“なんだ、普通のおっさんか”
ならまだ良いですが
”なんだ、普通のあほか”
となっちゃう売上は否が応でも桁が変わってくるんと思うんです。
RAWAXXXに至っては、SNSのせいでまじで曲とか聞いてられません。
神格化したいわけじゃないですが、憧れたいじゃないですか。。
今やビーフは海外を含め、主流はSNSです。
ちいせぇ、ちいせぇよ。
ラッパーこそ、エンターテインメントであり、
盛り上げてくれないと。
曲とラッパーの人柄の差にビビったのは
Kダブシャインが最初で最後でいいんです。
愚痴が多くなりましたが
ビーフ史上、一番わくわくした曲を取り上げたく。
「すごぉおい!」
と高校の昼休み、この話ばかりして1年間過ぎ去った気がします。
SEEDA 対 GUINNESS
このビーフの発端は、当時のヒップホップ雑誌の表紙で
「テリヤキバーガーを食べてくれ」というオファーをSEEDAが断ったらしいと噂をきいたGUINNESSが
「テリヤキバーガーを食べてくれ」というオファーをSEEDAが断ったらしいと噂をきいたGUINNESSが
「なんで、やんねーんだよ!」とキレたのが背景です。
うん?GUINNESSが何故キレるのか?
この点においては明確になりませんでしたが、アルバムを出す予定だったGUINESSが売名行為で
MC漢に景気づけに誰かディスって来いと煽られたというのも噂で聞きました。
これも噂でしたが、MC漢はSEEDAをディスること想定しておらず、
GUINNESSには筋が違うと喝を入れ、MC漢はSEEDAの次回作のアルバムでは
ばっちり客演を果たし、友好関係をアピールしてます。(どっかの国の外交みたいですね)
ばっちり客演を果たし、友好関係をアピールしてます。(どっかの国の外交みたいですね)
一方で、なんでSEEDAは食べなかったの?という疑問ですが、
答えは曲でも答えていますが、以下2点です。
①テリヤキビーフ*の決着はVERBALのPodcastでついた。
②あこがれの雑誌の表紙でビーフをネタに飾りたくない。
なるほど。それは、なるほどです。
①については、もし表紙で食べてたら、
VERBALからしたら、「しつこくね?」ってなりますよね。
*SEEDAとOKI from GEEKがTERIYAKI BOYZに対して
売名を目的としたビーフを仕掛けた事件。
そんな圧倒的不利な構図でGUINNESSは戦いを仕掛けちゃったのです。
(この時、GUINNESSが想定していた表紙を蹴った理由が「ビビったから」です。
いや、誰に何にビビるんだよ!と反論したいところですが、
テリヤキビーフは業界関係者に怒られたんだろ?と推論していたようです。)
「DEV LARGE/ULTIMATE LOVE SONG」以降、
暗黙の了解でビーフは2ターンです。
(DEV LARGEとKダブシャインのビーフは1.5ターンで終わりましたが)
原告者(ビーフ仕掛ける人)1曲目→被告者(ビーフ仕掛けられた人)1曲目アンサー
原告者2曲目アンサー→被告者2曲目アンサーです。
まず1曲目GUINNESSから仕掛けです。
ラップのクオリティ事態悪くないし、さすがって感じでした。
ただ、刺すにも刺しきらない言いまわし、中途半端は否定しきれない。
それに対してアンサーするSEEDA
『SEEDA/的を外し続ける退屈な主張_いつまでたっても進歩しないフロー_何ヶ月つくりこんでもサビができない_
ラッパーとして結果が出ない_アルバムというか未完成品1曲をつくるのにとてもとても長い時間をかける所がまさにギネス』
歌は聴いたよあれプリプロ?トラックが泣いてる誰あれ?ずぶの素人
ビデオカメラで遊ぶ暇あったら サビの一つでも書いたら
10年やってアルバムも出せない 10年やってフックすらつくれない
ダラダラ ダチ
とぶっとんでただけ 上京してきて ぶっとんでただけ
とぶっとんでただけ 上京してきて ぶっとんでただけ
ハハー最低だなお前 フックアップしてもらってばっかで
初めての自立がDIS ぷー ブログをみたらI-DeAの荷物
臭いものにフタ当たってる 下手なラップに耳はふさぐ
テリヤキビーフしか話題の無い お前のHIPHOPはマジでWACK
オレのせいで何かがおじゃん?やめてくれないその他力本願
直接あんたにオレ何言った?噂を信じるボンボクラ
ソースマガジンの一味のクセに個人プレイにみせるお前は汚い
オレのライムは18K お前メッキっていうかチェーンすらねえ
的のはずれた表現もオレのアンサーでアルバム出せる
SUCCER MCがスキルが無い分 売り上げをオレが助けてやる
表現力が陳腐 シーソーってどこから出てきたの?
お前は重い確かにそうだ 嫉妬と妬み勘ぐりでストーンじゃん
オレが目指すのはSKY THE LIMIT フライに決める羽広げポーン
お前は重い確かに重症 ラップに進歩が無いギネスレコード
本当下手だな仲間思いでも 本当才能ないまるでBENZINO
テリヤキビーフしか話題の無い お前がこだわるHIPHOPマジでダサイ
テリヤキバーガー 喰わなきゃいけねー しつこくねーしつこくねー
テリヤキソースこぼしたくねえ 表紙の上ショックだぜ
青森といえばI-DeA、UWAY 頑張ってんぜ頑張ってんぜ
青森といえばSONOMIに吾郎 あがってんぜあがってんぜ
何が新宿落合 その前に何でお前の地元をあげない?
故郷を忘れ頭に新宿マーク 病んでる洗脳されているお前は
ストーカー気取り河原でタオル おっさん気取り部屋を雑巾がける
部屋はちり一つなく 肌身離さないまるでライナス
テリヤキビーフは2月17日 今日は えっと6月11日
冬が過ぎ、春が来て、もう梅雨っていまごろ
ちょうどお前のアルバムが出る直前のいまごろ
無理矢理な理由でビーフ?
大人の事情はお前のほうだろ
現場で見かけない現場ってどこ?お前んち?お前んち?
お前スタジオで見かけたことはないけどお前んちが現場だろ?
逮捕されたら自称ミュージシャン 逮捕されたら自称ミュージシャン
ソロアルバム1枚も出してないけど 逮捕されたら自称ミュージシャン?
アルバム1枚くらい出してから ワンマイクとか言おうよ
ちなみに今 俺 大岡山に住んでねーし何やってんのみたいな ナーミー
アルバムお前売れてほしいよだから名前いうぜギネスギネスギネス
隙という隙を全部攻撃し返したSEEDA。
GUINNESSの出身地の青森を挙げ、当人以外の関係者を全員フックアップする面白さ。
ラップのクオリティ、PV、フックがないことを指摘し、
「あれは前撮りで、、、まさかあれ、、本腰の曲じゃないよね??」という煽り全力です。
もちろんTERIYAKI BOYZがアンサーを返していたら、
全力でエンターテインメントにする予定だったであろうSEEDAは
全力でエンターテインメントにする予定だったであろうSEEDAは
力が余程有り余っていたのでしょう。
音速で曲で返答。(Twitterじゃないからね!!)
「こんな高いクオリティで??」とヘッズたちのハードルを軽く超えていきました。
ここで形勢は100対0。
次の曲で『Libra(MSC)/暴言』のRemixをアンサー曲として
リリースするも、それが逆効果。
さらにSEEDAの指摘通りに、PVなし(リリックビデオ)のフック付きの曲を出しちゃう始末。
(顧問の先生が指摘したところは、確実に次の日には反省して成長するタイプの学生、GUINNESSです)
『SEEDA/ LAST ANSWER』
俺を使って自分のイベント盛り上げるもくろみ
つきあえねえよ、暇人の集い
俺をノーギャラで自分のイベントの目玉に
しようなんて欲張りすぎ
一人を強調、でもチームT着て
一人ウキウキ オレの仕事こなすマネジャーにまたとばっちり
お前は遠回しに何を言わせたい?
意味が通じなきゃ比喩の巧さ無い
前回、事務所に圧力きた
ken the 390守ってやった
だから何だよ?もう終わったこと
表紙けった理由はもう言ったろ
大体、お前にどう関係あんだ?
目立ちたいだけならボソボソラップやめろよ
ネチネチあおりで埋めたバース
花のないフック 息続かぬボーカル
どこかで聞いたような表現ちらほら
オリジナルで行けよ 誰かの劣化版
クラブでダラダラ 女と酒
それじゃ望めない スキルと金
いつまでもしつこいストーカー
アルバム少しは進んだか?
証言 暴言 クラシック冒涜(ぼうとく)
自分の負けが分からない盲目
お前のアドリブは
なぜだか入ってる
はげしいドウキで
むさい
そしてくさい ものにふた
なぜだか入ってる
はげしい動悸
むさい ださい ものにふた
1Rでダウンを奪ったら
エンタテイナーじゃなねえ ただのやから
オレが思うことはまさにこういうこと
熱さでごまかすクソなHIP‐HOP
クラブのビーフはラップより喧嘩
何が一歩出ればあたりまえだ
一歩出るたびに音を忘れ
もう一歩出るたび楽しさ捨てる
クラブに人がこない理由
あんたみたいなヤツのことを差す
人として外道なお前の表現
女性や第3者中傷はいらねえ
オレはお前に同じ事を言わねえ
誰かをぷっと笑かしてえ だけ
俺のアンサー核心ついてた
表紙の真実も教えてやった
放置もできた
音、楽しさラップになかった
俺の誠意への言いがかり
答えてやったが、それもこれで終わり
音楽はセンス 自分に自由な道を選択
全てオファー受ける義務はなく
関係ねーヤツが口出す事じゃない
全然効かないお前の猫パンチ
試合にならない金魚のフン
虚弱な根拠のオウンゴール
波にのまれてやっとブログ開設
青森のサビも無理矢理 解釈
自己中もほどほどに 周り 迷惑
そっくりそのまま返してやるよ
アルバムが0枚 現実が見えない
そこら中で俺が圧勝って言ってるぜ
アルバムが0枚 事実を知らない
第三者の言い掛かりはほどほどに頼むぜ
文句があるならライブラT脱げ
俺の彼女がお前をフルボッコ
文句があるなら青森帰れよ
地元のヒップホップも貢献してない
気の抜けたビールに用は無い
オレを殺してもお前はオレの音楽には勝てないさ
オレを殺してもお前はオレの音楽には勝てないさ
GUINNESSはなぜかスタジオでRECせず、ノイズが激しく
息遣いがよく聞こえてしまう音源。そこを痛くディスするSEEDA。
内容しかり曲の圧倒的クオリティで圧勝しました。
この時ヘッズが学んだのは、一流のラッパーはハイクオリティの曲を短い時間で作る点ですね。
内容しかり曲の圧倒的クオリティで圧勝しました。
この時ヘッズが学んだのは、一流のラッパーはハイクオリティの曲を短い時間で作る点ですね。
派手な一曲目と比較して、落ち着いたトーンで、このBEEFを纏め上げました。
「オレを殺してもお前はオレの音楽には勝てないさ
」
暴力に対してというよりも
SEEDAは言葉・音楽(ラップ)の力だけで、この地位まで上り詰めた君臨し続けたラッパーです。
真の王者にふさわしかったSEEDAにだけ吐けるパンチラインですね。
その理由が、2019年でも色褪せない名作の数だと思います。
一番面白いのはI-DeAです。
完全にBEEFの生き字引です。
完全にBEEFの生き字引です。
ULTIMATE LOVE SONGを作ったのはI-DeA
GUINNESSはもちろん、SEEDAのアルバムを手がけていたのはI-DeA
KNZZ、MC漢のお互いのディス曲のmixはI-DeAという背景。
I-DeAなしに日本語ラップのBEEFはあり得ないです。
もちろん、GUINNESS自体は素晴らしいラッパーで
このBEEFだけでは語りつくせない存在です。
筆者はプロレスとか幼稚なビーフ、MCバトル好きねー
と思われるかも知れませんが。
そうです。大好きです。
MCバトルもMURDER GPも好きっちゃ好きですが
もっと切羽詰まった、危機感じるような雰囲気をBEEFは
男の子を喜ばせるん要因なんだと思います。
日本語ラップオタク
SNSは確かにアホさが露呈しますよね〜。ただ、そのアホさもひっくるめて人間そのものが好きなって楽曲に興味を持つこともあったり…
なんにせよ露出のためには欠かせないツールとなりましたね。
ギネスビールさん
コメントありがとうございます。
本当ですね。。Twitterで好きになった人の楽曲がかっこよかった!は、ハッピーですから私もSNSには感謝が尽きないです。
でも、、、ラップがめちゃくちゃイカしてるのに、SNSでネチネチ言ってるの見るとつらくなりますよね。
何れにせよ、仰る通り
露出に欠かせないツールですね。
日本語ラップオタクブログ
teriyaki beefは、売名もあるんでしょうが、テリヤキがseedaのsai bai manを文字ったところが発端ですよね。
このbeefにおけるほっとかれたOKIが面白かった印象です。
あと、一発目のアンサーは、全力で馬鹿にしてる感じがありましたが、LAST ANSWERは穏やかな雰囲気だと書いていますが、曲の全体的な雰囲気に「本気の怒り」を感じました。
ビートもラップも。
ギャングスタ同士のビーフとかは恐ろしいですが、このビーフのseedaには、ラッパーとしてのおそろしい熱を感じました。
当時はめちゃくちゃこういうのが熱くなりましたね。
今はSNSですぐ言い合いみたいなのができるので、こういうのはなかなか無いですよね。
風車さん
熱がこもったコメントありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです
「詳しさ」からいくと、同世代の方でしょうか。
ご指摘の通りTERIYAKI BOYZのSerious Japanでの「おっと服に猿がついてる」が発端ですよね。個人的には、TERIYAKIは2009年で、花と雨は2006年で、、よりによって「Sai Bai Man」からのサンプリングは、、、と、SEEDAの当たり屋感が否めなかったですが笑
SEEDAの「TERIYAKI BEEF」が素晴らしすぎたがため、「Sai Bai Man」も後にクラシックソングになったような印象だったので、素晴らしいビーフだと思います。
上記のような名曲の生まれ方、はたまたギネスの件のように、ディス曲が単に素晴らしいパターンもあるとおもうので、SNSではない音楽だけでやり合う方が、リスナーとしては楽しいですね!!!
日本語ラップオタクブログ