FEBBについて(2019/2/12)
こんにちは
アルバムについては、70以上記事書いてきてましたが、
今回は「ラッパー」について取り上げようと思います。(もちろん日本人)
今回は「ラッパー」について取り上げようと思います。(もちろん日本人)
ラッパーについての記事のトップバッターは誰にしようか悩んでいました。
ZEEBRAかな?KREVA。。。。SEEDA
と悩みましたが、
リクエスト頂きましたFEBBについて書きたく思います。

この間初めてコメントでリクエスト貰えたのも理由なんですが
(正確には、Crack Brothersのリクエスト貰ったのですが)
(正確には、Crack Brothersのリクエスト貰ったのですが)
やっぱり若手の中で一番群を抜いてラッパーだった事実が
一番目に書く理由として相応しかったです。
一番目に書く理由として相応しかったです。
初っ端からストレートな言い訳なんですが、私に博識な音楽知識なんて持ち合わせてないので、
コメントできない部分があります。
韻とか分かりやすいファクターでしか物事を見ずに育った私には触れにくい感性があるというわけです。笑
私がFEBBの生のライブを観たのは恐らく一回だけです。
取引先のお客さんに趣味でDJの方がいて、その方をOMSBとjinmenusagi、T.O.Pとかが出演しているライブに誘いました。
お客さんが快諾した理由は、その方の目的が出演予定だったFEBBだったからです。
その当時の勉強不足の私は正直Fla$hBackSのメンバーというイメージだけでした。
KID FRESINOとJJJの方が目立っているように見えていましたし。
しかし、生で見るFEBBのswag(最近、そんな言い方しないのかな)にやられました。
ラップもタイトでFEBBの格好良さに彼女と2人揃ってやられました。
ラップもタイトでFEBBの格好良さに彼女と2人揃ってやられました。
そんなFEBBは、正確にはFEBB AS YOUNG MASONという名前です。
スーパールーキー集団のFla$hBackSの一員であり、CRACKS BROTHERS、
DAWG MAFIA FAMILYのメンバーでもある、才能の引っ張りだこ状態のラッパーです。
DAWG MAFIA FAMILYのメンバーでもある、才能の引っ張りだこ状態のラッパーです。
JJJとFEBBが共にYOUNG DRUNKERSを組んでいて、
DJとして呼んだKID FRESINO(が1番ラップが派手という誤算)
3人揃ってDJ兼トラックメーカー、プロデューサーという異色すぎるグループでした。
DJとして呼んだKID FRESINO(が1番ラップが派手という誤算)
3人揃ってDJ兼トラックメーカー、プロデューサーという異色すぎるグループでした。
そんなFEBBとKID FRESINOは音楽の方向性の違いの為、仲違いとなり、2人とも脱退してしまいます。
え、JJJだけ?という状況ですが、多才すぎる3人が1つのグループに纏まるのは難しすぎたのでしょうか。
オタクIN THE HOODの動画の仲良さげの様子が切なくなります。
これ以降、3人は文字通り独自の音楽性を貫き、全く別々の日本語ラップを繰り広げます。
「FEBB/ The Season」
FEBBの傑作と評価される1stアルバムは、一聴では全てを理解できない良さがありました。
「これは解散するわ笑」って感じのアルバムでした。
FEBBのやりたいヒップホップの感じが、ファーストで決定的に表現されていました。
NIPPS、B.D等のラップが好きでしたが、彼らよりも単発のリリックの切れ味とライムの硬さ、
リリック内容がセンセーショナルでした。
リリック内容がセンセーショナルでした。
トラックもそうですが、リリックも張り詰めた緊張感のある内容で、とても好みです。
THE TEST
ピアノのトラックを初っ端から邪魔しないラップ。
FEBBのリリックはもちろん内容も評価できる上に、ラップが『楽器』としても評価できるほどタイトです。
それを容易に理解できる曲です。
何か、それは口にしたdanger
在りか、探す過去、今remember
Niceかfuck、問わない迷惑
THE TEST THE TEST< /b>
respect respect
指したお前の隣のstranger
確か葉巻燃えるこの歌詞が
貸したマイクは誰が制す
THE TEST THE TEST
respect respect
「FEBB/ So Sophisticated」
2ndアルバムのSo sophisticated
ファーストの方が良かったという評価が多いです。
確かに全体としてラップがタイトなのはファーストかもしれません。
ファーストは一枚通して聴きこめました。
ラップ音痴の方は違いが分からないと思いますが、
なんだかFEBBの滑舌が悪く、歯切れが悪いんですよね。
ただトラックも贅沢にサンプリングを随所に閉じ込め、愛がやまない作品です。
ちゃらちゃらしているKID FRESINOとJJJとは一線を博すほどに、
男臭い、男子校アルバムです。
Aesthetic
Jermaine JacksonのCastles Of Sandをサンプリングしたトラックで、
大人な真夜中を思わせるオシャレな最高なトラックです。
多分JAY-Zとかkanye westとかもサンプリングしていました。
(US勉強不足ですみません)
ヒップホップへの飽くなき探究心が生んだ良曲です。
ただ前述通りラップの質は悪化し、
ボソボソしたラップかつ何故か微妙にレイバックした乗せ方です。
最後に死後、リリースされたアルバム
もちろん製作し、リリース直前の不慮の死でした。
FEBBとともに、TETRAD THE GANG OF FOURのSPERB、DJ SCARFACE as CHAKA BURNのメンバーで構成されています。
FEBB単体のアルバムを聴いている限り、こっちの方面の音楽をしたっかたんでしょうし、
良い爽快感が残るアルバムです。
現に、このグループはFEBBが主体的に取り組んだグループだとされています。
FEBBの音楽性を感じたい方は、絶対にこれを手に取るべきですね。
U OUGHTA FUCKIN KNOW
ヒップホップを一聴感じさせないトラックですが
二人のラップを味付けさせるだけで、どっぷりヒップホップにさせてくれます。
FEBBの挑戦的な好奇心で作られるトラックは、いつも人を惹きつけます。
二人が交互にラップするだけで、単純な構成ですが
アルバム一通り聞くと、この曲だけ変わった雰囲気となっています。
3枚通して、FEBBについてコメントしましたが
若いが故、作品ごとに顕著に音楽性が主張されていきました。
キャッチーさ故、Fla$hBackSばかり語られ、
KID FRESINOのアンサー曲が取り上げられますが
彼のラップ、ヒップホップを考えたいときは
彼単体のアルバムとCrack Brothersを聴き込まなくてはならないかもしません。
日本語ラップのテーマの中で「ローカル」が必要不可欠で、
地域性がでたラップがフィーチャーされますが、
FEBBのラップは確実に「東京の」ローカル性が強く出ています。
これはNIPPS, VIKIN, B.Dなどの系譜を強く受けていると思います。
この短期間で、色んな展開を見せてくれたFEBBが
もし生きていていたらと虚しくも切ない妄想に浸ってしまいます。
日本語ラップオタク
リクエストにお応え頂きありがとうございます。
いつもありがとうございます!!
何回も聴けるいいアルバムですよね。