メシア THE フライ/KING OF DOPEについて(2018/1/22)

こんにちは

UZIの逮捕を受けて、般若はブログに昨日フリースタイルをあげています。
内容はUZI、ZEEBRAの意識の低さが招いた結果だと怒りを爆発させています。
(一方、般若はインフルエンザでライブを欠場しているので、健康面の意識は高くありませんでした。)


このフリースタイルで面白い点は3点あります。
①先日のブログで書きましたが、般若はラッパーでは珍しい大麻・薬物反対派
②フリースタイルダンジョンでは和気藹々の雰囲気が垣間見えますが、このような事態にUZIをかばうような輩もDISしています。サイプレス上野、ダ―スレイダーに、群れるようなことをするな一喝しています。
G.K.MARYANが単純に嫌い。

般若は「芯がブレていない」のが支持される所以だと思います。
SHINGO☆西成、ZORNといった昭和レコードの皆さんは冷静に熱く、芯がブレない集団でかっこいいです。

私も毎年一回は上記レーベルのツアーを見に行きます。
(めちゃくちゃライブが長いので、死ぬほど疲れますが)
そして、今晩NORIKIYOも音源を上げしたね。また、聴き込んでから書きたいと思います。


今回、感想を述べたいアルバムは
メシア THE フライ/KING OF DOPE
です。
メス - キング・オブ・ドープ-
メシア THE フライ
Libra Record/Pヴァイン・レコード
2010-12-15


正式名はメシア THE フライ a.k.a MESS。元JUSWANA。スケーター出身。

相方はMEGA-G a.k.aシェフ。JUSWANAは元5人くらいのメンバーだったんですよね。途中で(DJ MUTAを含めて)3人に。

ジャケットも「Shall We Dope?」と描いてあり、
テーマは徹底して「メシアが思う、dopeとは?」となっております。

メシア THE フライ
はとてつもなくフリースタイルが上手く、鎮座DOPENESSと相対す敵(ライバル関係?)としてずっと業界を盛り上げていました。
FORK、般若が優勝して以来、誰がUMBを獲るか。。。そんな時に台頭したのがフロー巧者の2人でした。
乾いた声、リリック、すべてがヒール役として成立させていました。


フリースタイルの話は置いといて、
JUSWANAは私が学生時代最もドはまりしたグループの一つかもしれません。
当時圧倒的カリスマ性を発揮していたメシア THE フライ


アルバムの内容(リリック)は意外と中立的な立場で「ドープ」を提示、主張します。
しかし、トラックは完璧なまでにかっこいい「黒さ」です。
ずるいですが、こんな問われ方しても「「ドープ」の方がかっこいいです」としか答えられない洗脳的なアルバムです。
サブタイトル通り、『みんなでドープしようぜ』というメシア THE フライの誘いです。


メシア THE フライがドープに拘る理由の一つとして、
「多数派を好まない為」があるようです。
マイノリティ主義というと語弊があるかもしれませんが、
メシア THE フライは皆が選ぶ選択肢を好めないというキャラクターがあるようです。

JUSWANAではここまで「ドープ」を強調していませんでしたが、
ソロアルバムということもあり
これでもかという程に、毒・「ドープ」が強い作品になっています。



「No More Comics feat BES」
無理とFREEの違い
時間に縛られる
イラつきと冷静現実を描写

知らないふりして聞く耳全開
後悔を障害と思わない生涯
秘密事実緻密入れ混じる ショータイム
空騒ぎで、握るマイク早く頂戴

BESのバースです。
BESが捕まった時に騒動になりましたが、BESの音源がどれくらい残っているのかも話題にあがりました。
このバースは逮捕される前に録音されていたものです。(確か)
逮捕前のピリピリ感が伝わり、めちゃくちゃかっこいいです。



「ビルヂング」

うもいもんだらけで股がる美人局
腹下す毒の盛り合わせ
痺れまくるまで調子こいて食うお人好し
少しと言わずもう一口ずつ
見送るエナメルの黒に
うずくまる度 灰色に狂い咲く大地

愛し君へ住み着きビルヂング
リリシストPS ILL PEACE KISS ME
愛し君へ住み着きビル積木崩し
フリスビー戻るキルビル

2分半の短い曲ですが、世界観が凄いです。
このトラックを聞いた瞬間に、好みすぎて完全にやられたことに気づきました。
動画再生の半分は私のものになります。


「鉞 マサカリ」
保守的でグローバル=ハードコアでしょ

No Warってハイハイハイ超ドープ

悲鳴にも似てる叫び声上げなけりゃ
聞こえねぇぞ我々が誰なのかさえも
耳を塞ぎたくなるフレーズ
この競争社会に勝つエグい声明文

あらゆる大衆及び
よりコアな層の急所に向けて呼びかけるものである

喜劇にも近い爆笑のリリック
それとラブソング&コントにスマイルが売り

独立主権国家たる所以をもう一度
首脳部に問う強く主張せよ
生殺し溢れ出る憂いを語る同士
それを聴いたラッパーが説教をこく

救世主メシアからの問いかけですね。何も救いません。


「Wonderful World」
いつかの昔話のネタになんて素晴らしく脆いこの世界
腐れ縁と好きもんのフレンズに
不健康って馬の耳に念仏だ

間違いだらけバカをし尽くした遊び足りねえまだ落ち着くには
目がくらむほどケバケバしいなんて
素晴らしく脆いこの世界

最後に一曲だけ、メシア THE フライは人生の刹那さを歌っています。
この短い人生をどう生きるか。
『DOPE』とは一転、人らしい曲が一曲のみあります。


メシア THE フライはどういうことか、ラッパーを休止(引退??)しています。
今からこの歌を聴くと、どういうことだったのか邪推してしまいます。
噂ですが、今はメッセンジャーをしてるそうです。

日本語ラップ界より天才がいなくなりましたが、天才は多くの作品を残してくれました。
大切に聴きたいと思います。

日本語ラップオタク

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