こんにちは

PSG_NO-MUSIC-NO-LIFE



最近、本棚を整理し、唯一あった漫画「GTO」と「すんどめ(ほぼエロ漫画)」を処分しました。
僕の憧れていた世界にそっと蓋をしました。
過去とおさらばし、そこにはビジネス書とCD、ヒップホップ関連の本を入れているのですが
日本語ラップ特集なんかされると雑誌でもすぐに買ってしまいます。(また、すぐに本棚が埋まりそう)


今月のBRUTUS、めちゃくちゃよかったですね。
「ことば、の答え」




様々な職業の「ことば」を捉え、解説していました。

昔はレゲエと日本語ラップのジャンル分けすら曖昧で
さらには、レゲエの方が人気を博していた気がします。
今では、やっと平等に肩を並べられるような気が。。

レゲエの方が圧倒的に音楽として(多分)成立していて、
雑誌に取り上げられている通り、日本語ラップの方がポエトリー、文学的要素が強いんだと思います。
そのせいでか、世間への浸透率に差が出ているんだと勝手に思い込んでいます。

日本語ラップは「ことば」が強いせいで、文学かつ哲学性が込められているのが正義であり
あまり主張として意味のない曲(最近多いけど)は淘汰される傾向にあります。
その分、音楽としては歪で、不協和音なところがあり、アンバランスな音楽
むしろ音楽として(比較的)成立していない場面が多いと思います。
だから、今でも日本語ラップのことをお経だと思う人がいるんだと思います。




そんな不協和音、アンバランスさですら気持ちよくさせる、
むしろ故意的にアンバランスにさせているグループを取り上げたく。

PSG/DAVID

David
PSG
ファイルレコード
2009-10-09

もうお茶の間に定着したPUNPEE、その友達のGAPPER
DOCOMOのCMをはじめとした5.L.A.C.Kのグループです。

なんか面白いこと言ってるな。
なんか面白いトラックだな。
なんか新しいことしてるな。
とtoo muchでもなく、面白みがないわけでもなく
絶妙な調和が図れたグループ(作品)です。

PSG名義の作品は、本作とinst(+寝れない!!!)。



あとは客演とかでPSGが登場するのみ。
今では、ご存知の通り、各々が活躍しています。


このグループの知名度が上がったのはBACHLOGICの評価(フックアップ)です。
当時、BACHLOGIC神様期でしのたで、BACHLOGICが言うことが日本語ラップの錦の御旗でした。
もちろん彼らの実力もありました。
5.L.A.C.Kの前作の評判、Goldfinger's kitchen 2009、UMB東京予選2007年優勝2008年準優勝する異才なPUNPEE


S.L.A.C.K./MY SPACE

My Space
S.L.A.C.K.
DOGEAR RECORDS
2009-02-18

を期に、日本語ラップにやばいものが生まれたと認知しだしました。
日本語ラップの型を壊しだした瞬間で、より「自由さ」が「ヒップホップ」なんだと
提示したような、かなり挑戦的な作品でした。
PUNPEEに向かって、「お兄ちゃん、弟のラップやばいね~」と言ってた人も
いた遠い記憶が私の頭の中にあるような気がします。(ラジオだったかな)

この当時の5.L.A.C.Kは実力の20%しか出していないと公言しており
今は、多分65%くらいだと思います。笑

正直、初聴はクラシックな日本語ラップを聞き慣れていた私にとっては
「なんだこれ」だったんですけど(MY SPACE然り)
ギャングスタ、哲学的に寄らず
真っ正面からヒップホップの面白さを伝えた全体的に纏まった作品です。

当時の弱点というか、よく上がった批評は
聴いてる分にはPUNPEE5.L.A.C.Kがほぼ同じ。
5.L.A.C.Kの方がフローのオリジナリティが良いくらい。
GAPPERの声質とタイトなラップはいいけど、これといった個性を感じないでした。
本作は15曲中、PUNPEEが10曲のトラックを制作。
今から考えると3人の世界観がまだ定まってなくて、不完全さは残っていたのかも。
これがリーダーGAPPERでゴリゴリのヒップホップ感丸出しだと有名にならなかっただろうけど、
それはそれで貴重な一作になったんだと思う。
いまや、「PUNPEE/MODERN TIMES」という


バチクソクラシックを残した後日談だからこそ
分かる話ですけど、彼らはまだ粗削りで当時の試行錯誤感が今から聞くと味わえる。

もう一度、PUNPEEプロデュースのPSG作品(アルバム)を作ってほしいなと思ってしまいます。


ただ、「PSG/DAVID」は良い意味で賛否両論の切り口鋭い出世作なのは正しかったと思います

今聞いても汎用品みたいな日本語ラップじゃありませんから。



PSG / PSG現わる 1972

君んちの部屋のCDラックの中
例えば通学通勤のカバン
例えば知り合いが持ってきた曲
出没街中 突如の姿
それかばったりと遭遇のMonster
準備はいいか その先はどうなる
過酷なLife gauge かすかなMP
手つき怪しく動くPSG
Step in to the new world はなした
16 PSG NEW SHIT確保するRoot
To the your list 増えるLibrary
明日から聞く 入り込む暮らし
あっちやこっち巷のTalking
GOOD MORNING, Mr.当の本人
翌日知るのなんて難だな

チャックを下げな 夜がしゃしゃり出た
真っ暗の中をしゃなり歩く
夜行性の生き物 三匹
真っ暗の中に忍び込むのだ
下水道 近所の空き地 いつでもどこでも
おまえの大事なもの 溶解液で
溶かしちゃう 溶かしちゃう
メッセージの代わりに
変なものが迷い込んだ
メッセージの代わりに
踊る夜を選んだんだ
そのまさかの まさかさ 背中の
チャックを上げなよ お前がはみ出てるよ

5.L.A.C.Kのトラックです。
この曲中の中でずば抜けてクールにラップするGAPPERです。
とやかく、個性がないだ華がないだ言われますが
この三人の中で一番タイトにラップするので場が締まります。
(その役割はISSUGIでもいいんでしょうけど(白目)。)
GAPPERの初っ端なの入りのラップが一番好きです。
DJタイム、ライブで聞いちゃうと全被せしちゃうくらい大好きです。(迷惑)

みんながPVを見て、「スチャダラパー/大人になっても」を思い出しました。



PSG/Monster

出たぁ まとわりつくな
薄茶色のなら今まじ勘弁
ほら瞬いた ほの暗いところから羽が開いた
時差とのマジック ビツクリ
クローネンバーグもつられてビツクリのふり
三次元を駆使してくるブーンウーンウーンウーン
チクリッ あっいつの間に
スリスリとゴマだけ擦って
潮時になるとどこかへ飛んでく
あれだ(何?)あいつだ(誰?)
核心はないけどあいつみたいですね
The Fly, So high 腐食した笑みであざ笑う
The Fly, Hold eye よそ見してたら んッ!

あれはおっきなハエ まかにのはげ
たまにしか見えないからCarefulして
あれはおっきなハエ 逃げ足速え
たまにもし見えたとしたらCareful please

うんこのついてる手で触んなよ
汚ねぇけどエメラルド
叩かれるはずない二倍速の目
叩かれたら恥だよホント
yo Men ラップをはがしてくれ
そこのVANS 足に履かしてくれ
今日も上空は屋根の下
人の頭上じゃ少し高過ぎて
ハエでもI’m the men You da women
誰でもあるよ当たり前じゃんか
ハエでもI’m the men You da women
誰でもさ 男子と女子と
こう ブンブン五月蝿えと殺虫剤 殺虫剤
かかった ひいきも出来ねぇぞ
yo Ready good 広げた羽で
ばあちゃんちのキッチンの上
ブーンウーンウーンウーン

Monster=ハエです。
ブラックファイルのライブが懐かしく
始めて5.L.A.C.Kのライブ映像を見たのは
これかもしれません。

めっちゃ不規則なラップで
韻を踏みそうで踏まなかったり
途中から日本語に聞こえなかったり
凄くかっこよかったんですよね。
BESとは違うかっこよさの神髄を魅せます。

うんこのついてる手で触んなよ
汚ねぇけどエメラルド
出だしが好きですね。
(目が)エメラルドね。そんなハエいたかも。




PSG/愛してます

あの頃のHoneyと目の前のBaby
Rap skillみたいに比べたりして
そういうんじゃないって
I know about thing
I don’t know 痛み 遊びたいっていったり
What’s up? Music あの子はどう思う
俺なら気にすんなって見守ってくれたBro’
フラれたりすれば縁がないんだって
あいつよりイケてるHoneyがいるんだって
A.M. 3 深夜 彼女の待つClubへ
サプライズなくらいにオシャレなシャツにアイロン
HipHopブランドじゃ子供過ぎるから
親父がママ落としたときこれ着てったって
Bounceした足取りで エントランスはゲスト
頼むよMen RLのシャツ 酒は勘弁
これからはHoney 練習通り
気づくとLove song Musicそばにいてくれた ah

バカっていったらお前もバカだ
こっちがフラれたと思われちゃやだな
(フったのはPUNPEEの方さ) Pちっちぇ
両立させるのはやっぱ無理かな
料理だけ大人しく作ってくれよ
なんて都合のいい週末婚
気付いてくれよ強がりというサインを
やっぱり 音楽の方が俺にとって自由で
音楽の方が裏切らなくて
音楽 音楽 Music
聞く度に思い出させるなんて 癪だ

そういやあの頃
つまんないことThinking
というか考え過ぎ
No bad No bad No bad
あのGirl あのBro’
どっち取ったって
Game Musicだけは一番
No bad No bad No bad


色濃く3人のラップに差が出た曲。
リリック、ラップフローの遊び方これを鑑みるとこの曲は素晴らしいと思います。
5.L.A.C.K節のおしゃれな比喩表現がイケてる男を演出します。

あの頃のHoneyと目の前のBaby
Rap skillみたいに比べたりして

A.M. 3 深夜 彼女の待つClubへ
サプライズなくらいにオシャレなシャツにアイロン
HipHopブランドじゃ子供過ぎるから
親父がママ落としたときこれ着てったって

5.L.A.C.K/我時想う愛」でも見せた5.L.A.C.K流モテるB-BOYですね。

我時想う愛
S.L.A.C.K.
高田音楽制作事務所
2011-02-16

めっちゃ最高なリリックですね。
5.L.A.C.Kの彼女っぽい人をクラブで見るたびに、このリリックが流れます。

やっぱり 音楽の方が俺にとって自由で
音楽の方が裏切らなくて
音楽 音楽 Music
聞く度に思い出させるなんて 癪だ

女より仕事(音楽)の方がPUNPEEにとっては良いんだと言い聞かせたバースで
音楽=(彼女との)思い出である一面を歌うPUNPEEのラップは
可愛さもありつつ、エモくさせるめっちゃ良いリリックです。
音楽、音楽、musicと三回言うところが人の心境を正確に反映させたリアリティがあって最高です。


BRUTUSを読んだら、この曲もピックアップされていたので
思い出してレビューしました。

私的にはこのアルバムの中一番のパンチラインは
お願いおねだり 神様
あなたは何にすがってるのかな
お願い おねだり 神様
売れる呪文を教えてくれっ!

まさか、まじで教えてもらっていたPUNPEEに嫉妬です。

日本語ラップオタク