こんにちは

ぼくのりりっくのぼうようみが何故か知らないですけど、ブチ切れてましたね。
ツイッターが発端なのか、あういうことでキレないのが「ぼくのりりっくのぼうようみ」のクールさだったんだと思ったんですが。
ただ、引退はさみしいものです。
友人に「こんなラッパーいるよ?」とCDを紹介され、確か、、本人がスーパー頭良くて
「東京大学落ちろ!」とずっと呪いかけていたら、いつのまにか私がすごく気になって
ひっそりライブまで見に行ったのはいい思い出です。笑

確か、電波少女のリリースライブだったか、asiaに行って
前座のぼくのりりっくのぼうようみファンでパンパンだったのを思い出します。
ライブは正直覚えてないけど、音源のラップはスーパー上手かったですし、
なんかさみしいなと思います。

まぁ、ブチギレ騒動の原因のTwitterも音楽を聴いて落ち着いてから、投稿したいものです。



EVISBEATS/ひとつになるとき
ひとつになるとき
EVISBEATS
AMIDA STUDIO
2012-07-11


このアルバムを聴いてれば、ぼくりりも「ああ、またあほが何か言ってらぁ」で済んだこと間違いないでしょう。


日曜日の食後のコーヒーでも飲みながら聴くのがベストな作品です。
前作の「EVISBEATS/AMIDA」は正直、ゴリゴリのヒップホップ。

AMIDA
EVISBEATS
Independent Label Council Japan(IND/DAS)(M)
2008-12-12

韻踏合組合の頃の名残があるラップスタイルで、音よりもラップを楽しめる作品でした。
本作は勿論、ラップも楽しめますが、前作より「音楽」として普遍的で広い人に楽しめる
窓口の広い作品です。

世界観は「仏(教)」、これは変わらず、
時代が少しずつEVISBEATSに近づいてきたのか
日本にちとヒッピーが増えたのか。
本作はばっちり、日本語ラップシーンに残る名作となりました。
その曲が「ゆれる」です。


この心がゆれる時がある
それはバイト帰りのサンセットだったり
本の中に答えを見つけた時だったり
またはステージの上でハイな時だったり
好きな子とまったりな時だったり
たまたまDigした1枚のvinylだったり
感動して頬伝う涙だったり
生きてるって実感味わうその瞬間
ほんの一瞬、その一瞬を求めて
猫みたいなbitch追いかけるのに必死
人生の魅せる美しきワンシーン
そのまた不思議なパートに魅せられ
とどのつまり夢から夢へと綱渡り
社会から見れば窓際の人
でもいつに生まれても俺は俺だと
時代に合わせ呼吸するつもりはなく
人であることを選び、求めるluv
doorsのようにlight my life
あのjazzmanみたいにnever retire
音の中に生きると決めたこの人生
まだまだ未熟で俺は小せえ
でもどうせやるならばこのまま挑戦
誰かがゆれる為の曲を書こうぜ
今日は残りの人生の始めの1ページ
まだまだやりたいことが山積みさ
its the history called book of luv
I just release myself to go up above
いつものいつものこの道を歩いて行こう
人種も政治も宗教もいらないとこ
ステージへと続く俺のこの道を
swingしてbapしてhipしてhopだろ

やっぱり、田我流の語りかけるラップが良くて
身の丈にあう生活を送ろうぜと
背伸びせず、先の分からないことばかりだから、
片意地貼らず、、、、
つまりはダサいことするな(言うな)ってことですね。笑

この作品は曲だけじゃなくて、PVを出して
音と映像、ラップ、田我流のキャラクターがばっちりマッチして
マスターピースとなりました。
部屋を掃除する田我流が最高だったなぁ。


「ジャイプールの裏路地にて」
これは完全にskit
ずっと、インドなのか、ネイパールなのか
(ジャイプールだからインドだけど)裏路地の音が5分流れます。
世界観を完全に仏教に投身してください。


「ギャーテーギャーテー」
ギャーテーギャーテー 行こう行こう
やすらかな世界に
俺の心救ってくれる 
仏様に会いに
ギャーテーギャーテー 行こう行こう
やすらかな世界に
俺の心救ってくれる 
仏様に会いに

気持ち良い五月晴れ
お〜お 良い空気吸いたい
そ〜や 行ってみよ奈良のお寺へ
最近そんなんしたいと思ってたで

電車に乗って拝みに行こうか曼荼羅
イヤフォンからはガンダーラ
懐かしい歌やで
揺れながら いつしかうたた寝 Ah〜Hah

誰が稼いだ諭吉はなんまいだ なんて
聖徳太子なら言うさ ほっとけよ って
おお 道案内か
小鳥がオレに さよう奈良のホーホケーキョ

夕方 空が真っ赤に染まった
鐘が鳴り 心 寺院となった
想い馳せる 長いヒストリー
いつかまた来たい カミサンと一緒に


私は高校時代、空海が作った高校に通っており
確か週に一回は宗教の授業があり、般若心経を音読していました。
羯諦(ギャーテー)最後の部分ですね。

羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶
ギャーテーギャーテー ハラギャーテー
ハラソウギャーテー ボージーソワカー
ぶっちゃけ、確かここだけ大した理由はなかった気がするんです。
そして、あの般若心経も正直難しい内容。
というのも、(人)生と社会とのかかわり合いだったり、生き方だったりの教えだし。

そう、理解できない場合は、この曲を聴いたら良いんです。
くっそ意訳したAMIDA流の般若心経の現代語訳となります。


「電車に乗って拝みに行こうか曼荼羅
イヤフォンからはガンダーラ」
「想い馳せる 長いヒストリー
いつかまた来たい カミサンと一緒に」
語感が何とかなしに似た、AMIDAが得意とする踏み方ですね。
この特徴を残したまま、本作は展開されていきます。


「AGAIN」

川のほとり二人腰おろし
打ち明けてくれた僕の耳元に
海岸の花は咲き誇り
それはもう見事に
新しい季節の彩り
軽い冗談さえも得意な
君には涙より
笑顔がよく似合う
終わったこと気にしないで
君次第で行ける
美しき未来へ
その微笑みは宝石
光り輝くダイヤ
アメジスト、またはサファイヤ
ファイヤーオパール
ミスティックトッパーズ
照らせばどんな暗闇も吹き飛ばす
君と二人この河原で
静かな流れ眺め
飾らないで
君は君のままで
どうか微笑んで
もう一度笑って

この歌もオシャレなカフェで流せる作品です。
AMIDAなりの女性への愛の歌です。
前作のシャンティシャンティの第二章のような作品です。

君の微笑みは宝石
光り輝くダイヤ
アメジスト、またはサファイヤ
ファイヤーオパール
ミスティックトッパーズ
照らせばどんな暗闇も吹き飛ばす

シャンティシャンティでの比喩表現はもっと稚拙で
かわいい感じを演出していましたね。
君は最高、君はコロシアム、
君は最高、君はルーブル美術館、
君はシトラウスのシンフォニー、
シェークスピアのソネット、
ミッキーマウス、
君はナイル川、君はピサの斜塔、
君はモナリザの微笑み、
僕は不渡り小切手、使えないやつ、
僕は最低やけど、君は最高さ


本作の中には「一本のロープ」のようにストーリーテラーのものもあり、
日本語ラップの作品として楽しめる一方で

ラップを知らない彼女と聴いていても
「機嫌を損ねるかもしれない」と
心配なく聞けるハイブリッドな作品です。


EVISBEATSは自主レベールです。
和歌山か奈良に住んでましたから、もう億万の富を築くほどになっているでしょう。
今の時代を築くうえで、世の中に変わりがいないトラックメーカーがいます。
PUNPEEは自分の代わりはtofubeats,KOHH,S.L.A.C.Kがいると言ってましたが。)
EVISBEATSは自分のジャンルをずっと提示し続けて、ずっと支持され続ける珍しいラッパーで、トラックメーカーでしょう。



日本語ラップオタク